米Googleは現地時間22日、新たなモバイル端末向け基本ソフト「Android 7.0 Nougat（ヌガー）」を正式リリースした。まずは、Nexus 6、Nexus 5X、Nexus 6P、Nexus 9、Nexus Player、Pixel C、General Mobile 4G（Android One）向けにOTAで配信される。

　「Android 7.0 Nougat」の特徴は、250を超える新機能の搭載で、「More personal（よりパーソナルに）」「More productive（より生産的に）」「More battery smarts（よりバッテリー性能を）」「More immersive（より没入感のある）」「More secure（よりセキュアーに）」といったコンセプトがメインとなっている。

　たとえば、2つのアプリを並べて表示することができる「マルチウィンドウ」機能の追加や、通知からの直接リプライが可能になっている点、Android 6.0で採用された「Doze」モードが強化されて、省電力性能が向上している点などは、毎日の利用に大きく貢献してくれそうだ。

　なお、この秋以降、新たに製品化が予定されている商品では、バックグラウンドでソフトウェアの自動アップデートを行う「シームレスアップデート」機能や、画面ロックを解除せずとも一部アプリが利用できるようになる「ダイレクトブート」機能、デバイス上のファイルベース暗号化などが搭載予定。これらは既存端末で利用することができないので、ユーザーの買い替え需要を促進しそうだ。