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UQ mobile、カスタムチューンのarrowsなど“プレミアム”なスマホ新製品を発表

2017-10-23 18:07:31
 UQコミュニケーションズがUQ mobileブランドで展開する2017年秋冬新製品を発表した。スマホには「arrows M04 PREMIUM」と「AQUOS sense」の2機種が加わる。下り最大440Mbpsの高速通信に対応するモバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX04」も新製品のひとつ。UQ mobileオンラインショップなどで順次販売を展開する。

 23日に実施された新端末の記者説明会には事業開発部長の前島勲氏が登壇。各製品の特徴と事業戦略の見通しを壇上で語った。

■今期のテーマは「プレミアム戦略」。スマホを2機種投入

 はじめに2017年の夏ラインナップを振り返った前島氏は、シャープの「AQUOS L2」、Huaweiの「P10 Lite」、京セラ「DIGNO V」などを人気の端末として挙げた。現在のユーザー層は男性と女性の分布がほぼ均等化され、年齢構成も50代以上と20代が増えてきたという。前島氏は広いユーザー層から好評をえているとユーザープロファイルを総括する。モデルごとに獲得しているユーザー層については、iPhoneを若年層が支持。AQUOS L2が幅広いユーザーにリーチしているという。P10 Liteは若年世代の男性、DIGNO Vはサラリーマン世代の男性、DIGNO Wは若干年齢層が高めの女性にユーザー分布が集中している。若い女性層へのリーチについては、AQUOS L2やiPhoneを使うユーザーが多いようだ。夏モデルまでのラインナップでは特にAQUOS L2、iPhone SE、P10 Liteが人気の7割を占めている。

UQコミュニケーションズの前島氏

 前島氏は壇上で、2017年のUQ mobile秋冬モデルのコンセプトは「プレミアム」であると宣言した。そのコンセプトは新しく登場する端末そのものに反映されている。

 「arrows M04 PREMIUM」はAndroid 7.1を搭載する5型HD IPS液晶搭載のスマートフォン。10月26日に発売する。米国防総省のMIL規格から23項目に準拠して、落下時の画面割れにも強く、泡タイプのハンドソープで洗えて本体を清潔に保てる。テレビ視聴のためのワンセグアンテナを内蔵するほか、約3日間のバッテリーライフを実現。防水・防塵、おサイフケータイ、Jアラート対応などを完備する。

arrows M04 PREMIUM」はUQオリジナルカラーのレッドを発売

RAM/ROMともにオリジナルモデルよりスペックアップを図っている

 「メタリックが入ったレッドがUQオリジナルカラーで、プレミアム感をアピールしたい」と説明。もうひとつ本機がプレミアムな理由はRAM(3GB)/ROM(32GB)ともに、オリジナルのM04よりもスペックアップを図った点だ。カラバリはレッドとブラックとホワイトの3色。CPUはクアルコムのSnapdragon 410。メインカメラは13MP。通信はau VoLTE対応。

 端末の料金は月額3,218円(税込)から。おしゃべりプラン/ぴったりプランの「M」「L」を選択すると、ユーザーが毎月支払う本体代金の実質負担額は540円(税込)になる。

 もう一つのスマホは「AQUOS sense」。本体のスペックはシャープが発表した同端末と変わらないが、UQ mobileからはオリジナルカラーの「エアリーブルー」が発売される。発売時期は11月下旬を予定する。

シャープ製の「AQUOS sense」

UQオリジナルカラーのエアリーブルー

 OSはAndroid 7.1。5型フルHD IGZO液晶を搭載するほか、指紋センサーによりワンタッチでロック解除。水濡れに強い防水・防塵仕様だ。カラバリはエアリーブルーのほかシルキーホワイトとベルベットブラックの3色。端末料金については「お客様に使いやすい価格で提供したい」としながらも具体的な価格については検討中とした。AQUOS L2とは併売されるかたちになる。前島氏は「AQUOS senseも幅広いユーザー層から好評が得られると思う。arrows M04 PREMIUMはアクティブなユーザー層にリーチしたい」とそれぞれの端末に期待を寄せた。

■新ポータルサービス「UQライフ」

 UQ mobileのユーザー向けに新しいポータルサイトサービス「UQライフ」も10月25日からスタートする。AndroidアプリとWeb版からスタートして、12月中旬にはiOS版が立ち上がる予定。

新ポータルサービス「UQライフ」もスタート

 ユーザーが端末の通信モードを「節約モード」に設定している時には、動画コンテンツを自動的に省いた状態で快適に視聴できるよう、表示切り替え機能を実装した。話題のニュースや天気予報などのサービスを提供する。UQライフの導入キャンペーンとして、Booking.comと組んだ宿泊料金5%割引や、年賀状ソフト「筆王」のプレゼントキャンペーンなどが期間限定で実施される。

■au 4G LTE対応のWi-Fiルーター「WX04」

 NEC製の4G LTE対応Wi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX04」も11月1日に発売を予定する。UQ Flat ツープラス ギガ放題のプラン利用で、本体価格は新規契約で2,800円、クレードルをセットにすると5,500円になる。22ヶ月以上UQ mobileを使っているユーザーの機種変更の場合は0円で提供する。3年プランを契約するとLTEオプションの1,005円が無料になる。

 WXシリーズの端末としては初めて「au 4G LTE」の高速ワイドエリア通信に対応。4×4 MIMOの技術とWiMAXの2つの周波数を束ねるキャリアアグリゲーション技術により、下り最大440Mbpsの通信速度を実現した。

au 4G LTE対応Wi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX04」

 通信モードはau 4G LTEを活用した高速通信対応の「ハイスピードプラスエリアモード」と、標準モードの「ハイスピードモード」。前者は毎月の上限通信量である7GBを超えると低速モードに切り替わる。一時的にハイスピードプラスエリアモードに切り替えられる「ワンタイムHS+Aボタン」は、自動的にWiMAXのハイスピードモードに戻して、毎月の通信量を無駄に遣わないようセーブできる機能だ。LTE利用制限量をモニタリングできる「通信カウンターEX」の機能も標準搭載する。

 本機のもう一つの特徴は、安定した高速通信を実現する高感度アンテナとビームフォーミングの技術を採り入れたことだ。別売のクレードルにはWウィングアンテナを搭載。室内での通信性能がアップする。ルーター本体にもビームフォーミングアンテナを搭載して、対応機に向けて電波の指向性を集めて通信することで、Wi-Fiのスループットを最大20%以上向上させる。

 WX04は内蔵バッテリーも大容量化。長時間の連続通信を可能にしている。「本機の登場により、UQ mobileのルーター関連製品はモバイル・ホーム(固定)を合わせてすべて4G LTE対応になった」と前島氏は壇上でアピールした。

新端末も人気モデルに育てていきたいとした

新製品のローンチに合わせたキャンペーンも実施する

 ラインナップは3機種とやや少なめに感じられるところもあるが、前島氏は「1機種ごとに詳細を見ていけば、日本のユーザーがこだわるポイントをひとつずつきめ細かく押さえたクオリティの高い端末であることがわかるはず。ぜひ使ってみて、その良さを実感してほしい」と呼びかけた。前島氏は、今回追加される2機種ともに、7~8割のユーザーから利用される人気機種のラインナップに加わることになるだろうと述べた。
山本 敦

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