ケータイ各社が現在、実施している学割キャンペーン。2018年5月31日の申し込み締め切りに向けて、さらにお得なキャンペーンが実施されています。たとえば新しい端末をお得に購入できたり、学生なら美味しい特典が利用できたり、新規契約者の紹介でキャッシュバックがあるなど。いずれも申し込むなら2月、3月が狙い目。25歳以下の子どもがいる人なら、他のキャリアへの乗り換えも含めて、早速、検討してみてください。
■通話もデータもあまり使わないなら「ドコモの学割」
子どもが中学生や高校生になり、そろそろスマホを持たせておきたいという場合は、「ドコモの学割」がおすすめ。家族もドコモでシェアプランを利用するなら、1年間、子どもの毎月の料金が1500円割引になるので、月額280円からスマホを持たせることができます。
シェアプランとは、家族で5GB(6500円)、10GB(9500円)、15GB(1万2500円)、30GB(1万3500円)、50GB(1万6000円)、100GB(2万5000円)を分け合うプラン。主回線以外の家族はシェアオプション(月額500円)に加入することで、一緒にデータを利用することができます。子どもがデータをそれほど使わないなら、お得にスマホデビューさせることができます。
ただ、データをたくさん使うなら、データプランが割高になってしまいます。また、「シンプルプラン」は国内通話料が実費(20円/30秒)。電話をたくさんかけるなら、国内通話が定額の「カケホーダイプラン」(月額2700円)や1回5分以内の国内通話が無料の「カケホーダイライトプラン」(月額1700円)を選んだ方が安心です。
子どもが「ドコモの学割」にすると、同じシェアプランの家族には、dポイント(期間・用途限定)が各自3000ポイントプレゼントされます。つまり家族でシェアプランを利用することで、よりお得に利用できるというわけ。ただこのポイントは進呈日から翌々月の月末まで利用できる期間限定。用途も限定なので毎月のケータイ料金には使えませんが、街の加盟店で1ポイント=1円として使うことができます。
■auは3GBまでなら「ピタット学割」、それ以上なら「フラット学割」
auでは毎月の使ったデータ量に合わせて月額料金が上下する「ピタットプラン」が好評。このプランは通話料込み。「ピタット学割」が適用すると、1年間、毎月500円割引になり、1回5分以内の国内通話が無料の「スーパーカケホ」の場合、月額1480円から利用することができます。
データをたくさん利用する場合は、20GBや30 GBのプラン「フラット学割」を検討してください。1年間、毎月520円が割引になり、1回5分以内の国内通話が無料の「スーパーカケホ」の場合、20GBで月額3980円、30GBで月額5980円から利用することができます。
また学割プランの回線と家族割を組んでいる場合は、その家族も同様に「auピタットプラン」の場合は月額500円、「auフラットプラン」の場合は月額520円が1年間、割引になります。家族も同じように割引になるのがお得。データプランが1GBから30GBまで幅広く対応しているので、月額の割引額は500円程度と少な目ですが、誰もが利用しやすいプランと言えます。自宅の電話やインターネットとスマホのセット利用でお得になる「auスマートバリュー」が利用できると、ずっと割引を受けることができてお得です。
■50GBの大容量を使うならソフトバンクの「学割先生」
ソフトバンクの「学割先生」は、データ使用量が多い人向け。50GBの「ウルトラギガモンスター」が1年間、毎月1020円割引になり、1回5分以内の国内通話が無料の「スマ放題ライト」の場合、月額3980円から利用できます。その家族が同じく「ウルトラギガモンスター」を新規契約すると、家族新規特典として1年間、毎月1000円割引。それとは別に「みんな家族割」も適用するので、自分と家族3人の合計4人が「ウルトラギガモンスター」に契約することで、最大で2000円が割引になります。
「学割先生」のユニークなところは、学割が適用する25歳以下の人に加えて、職業が教師の人でも利用できるところ(公立学校共済組合組合員証、文部科学省共済組合組合員証、私立学校教職員共済加入者証のいずれかが必要)。学割の特典をより活用するためには、家族の1人以上が一緒に「ウルトラギガモンスター」を契約するのがお得です。
■学割プランの1年間の割引後の月額料金も試算
いずれの学割プランも、割引期間は1年間。2年目にはその分の料金がアップするので、プラン変更ができる場合は、見直しをすることをおすすめします。ただし2年以内に解約すると、解約解除料(9500円)が必要になるので注意が必要。またCM等で放送されている金額は、あくまで全ての割引が適用した場合の料金になります。自宅のネットや電話とのセット割が適用するかどうかも確認して、1年目、2年目の実際の月額料金がいくらになるのか、把握しておくことが大切です。
■長くお得に使いたいなら格安スマホの学割プランもアリ
スマホをできるだけ安く使いたいなら、格安スマホに乗り換える選択肢もアリです。au回線を使ったauのサブブランド「UQ mobile」、ソフトバンク回線を使ったソフトバンクのサブブランド「Y!mobile」でも学割プランを実施。適用年齢は5~18歳までと限定されますが、もともとの料金がお得なだけに、月額1980円から利用することができます。
UQ mobileの「UQゼロ学割」も、Y!mobileの「タダ学割」も、基本料金が最大3ヵ月間無料で、2年間または次の機種変更までデータ容量2倍という特典は同じ。学割プラン利用者以外の家族が新規契約した場合には、2回線目以降、最大9回線までの基本料金が毎月500円割引になります。
異なるのは通話プランで、UQ mobileは1回5分以内の国内通話が無料の「おしゃべりプラン」と、無料通話がプランSで60分、プランMで120分、プランLで180分(いずれも2年間最大)付いた「ぴったりプラン」の2つを用意。一方、Y!mobileは1回10分以内の国内通話が無料になります。またY!mobileは自宅のインターネットとのセット利用で割引になる「おうち割 光セット(A)」で最大1000円がお得に。ただし「家族割引サービス」との併用はできません。
大手キャリアも格安スマホも学割プランの内容に違いはあるものの、対象者本人と家族の両方がお得になるところは同じ。いずれも2018年5月31日がキャンペーンの締め切りになるので、早めに申し込んでおきましょう。
綿谷 禎子