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海外旅行・出張の強い味方!Wi-Ho!のルーター「スペインワイホー 4G」体験記

2018-03-09 09:20:39


現地SIMとレンタルWi-Fiルーター、どちらが便利?
 料金プランがお得な格安モバイル通信サービスを自由に選んで使える「SIMフリー端末」の認知が徐々に広がっている。あるいは大手通信キャリアでは特定条件の下、一部対応端末については希望する契約者にSIMロックを有料で解除するサービスを受付けている。

 SIMフリー端末が手もとにあれば、国内MVNOのモバイル通信サービスから料金も含めて自分の用途に一番合うものを自由に選んで使えるメリットがある。また海外旅行に出かけた時には、現地のモバイル通信事業者が提供するプリペイドSIMカードを装着して、まるで国内にいるような感覚でストレスフリーな通信サービスを、使い慣れたスマホやタブレットで楽しめる。訪れたいショップ情報や道のりを地図で検索する時にはとても心強いものだ。

 一方で、海外に出かけてからプリペイドSIMカードを購入するのはハードルが高くて困難に感じられることもある。まず最初に言語の壁が立ちはだかるので、ショップ店員との意思疎通がスムーズにいかないことが考えられるし、そもそもSIMカードを入手する方法がわからずに苦しむこともある。筆者の場合は事前に入念な下調べをしたのにも関わらず、現地でショップを訪ねてみたら期待していたサービスが変更・廃止されていて戸惑った経験がある。到着した空港ですぐにSIMカードを手に入れるつもりが、フライトの遅延によってショップの開店時間に間に合わなかったことも。海外旅行の場合、事前に日本国内で受け取ってから万全の備えで旅立てるレンタルWi-Fiルーターの優位性がまだまだあると言えそうだ。

 国内で契約を済ませてから安心して旅に出られることのほかに、もし家族と一緒に旅行する場合は複数端末の同時接続に対応するWi-Fiルーターが、利用料金的にお得な場合もある。

「スペインワイホー 4G」を空港で受け取る
 筆者は去る2月下旬にスペイン・バルセロナで開催されたIT・通信関連の展示会「MWC 2018」へイベントレポートのため旅に出かける際に、現地で主に使う通信手段としてワイホー(Wi-Ho!)が提供する「スペインワイホー 4G」プランのレンタルWi-Fiルーターを選んだ。

成田空港第1ターミナルにて。出発前にレンタルWi-Fiルーターを受け取る

 ワイホーのレンタルWi-Fiルーターには4G LTE対応を完了している端末・プランも揃う。欧州地域用のWi-Fiルーターには、ひと昔前まで3G対応のものも多くあったが、「スペインワイホー 4G」は4G/3G/2Gまでカバレッジが幅広い。1日1GBが使える大容量「1ギガプラン」が1,350円/1日。1日500MBの「大容量プラン」が1,150円/1日。そして1日250MBまでを上限とする「通常プラン」が850円/1日という料金設定になる。同社の説明では「スペインの大手携帯通話会社の回線を使用しているので、高速で安定した通信品質が得られる」とされていたことも選択の決め手になった。

 1ギガプランの利用料金と、あんしん保証の保険代金を合わせて10日間ぶんの通信費用は16,200円(税込)となった。

 ルーターは宅配便で受け取ることもできるのだが、今回筆者は出発前数日間の予定が立て込んでいたため、万が一宅配とのタイミングが一度も合わないことも想定して空港カウンターでの当日受け取りを選択した。ロシアのアエロフロート航空での旅だったので、成田空港第1ターミナル 出発ロビー北のQLライナーのカウンターで端末を受け取った。

アエロフロート航空を利用したので、受け取りは第1ターミナル南ウィング4F出発ロビーのカウンターを利用。フロアの一番端にあるQLライナーのカウンターで引き渡しの儀

 なおWi-Fiルーターの貸出機材一式には充電用USBケーブルのほか電源アダプターと、マルチタイプの海外用変換プラグが含まれている。

専用ケースにルーター本体と充電USBケーブル、アダプターが入っている

 Wi-Fiルーターは「WiHo M10」はIEEE802.11b/g/nの規格に対応。ベストエフォートの通信速度は下り150Mbps、上りは50Mbpsがそれぞれの最大値となる。約7時間でフル充電完了後、1台の端末をつないだ状態で約12時間の連続通信が可能だ。同時接続が最大5台までいけるのが頼もしい。

ホテルの無料Wi-Fiの品質は行ってみないと分からない
 欧米先進国の大都市を訪問する場合、最近ではどんなに安値の宿でも無料Wi-Fiサービスを提供してくれる場所が多いようだ。ただ実際に訪れてみると、フロア内での部屋割りの影響によるものなのか、快適に使えるほどの通信速度が得られなかったり、Webサイトのブラウジング、写真データの送信、動画のアップロードなど負荷の大きなタスクもこなせるほどの無線通信は有料提供ということが多々ある。旅行情報サイトの口コミ情報をいくら隈なく読み込んだところで、現地に到着して予測不能な出来事に遭遇するなんてことも珍しくない。

はるばる来たぜバルセロナ。IT・モバイルの展示会「MWC」の会場でワイホーのルーターが大活躍してくれた

下り10Mbps前後の安定した速度
 筆者が滞在した宿のWi-Fiも、追加料金が一切不要だったことは良かったのだが、到着した初日は比較的安定したスピードが出せていた環境が、MWCの開幕日あたりから徐々に右肩下がりになってしまった。やはり事前の備えあれば憂い無し。常時速報体制で臨まなければならない海外レポートの現場でネット落ちは禁物だ。レンタルWi-Fiルーターのおかげで、スムーズに仕事がはかどった。滞在中、ランダムにWi-Fiの通信速度を測ってみたところ、下りが10Mbps前後、上りも7Mbps前後のスピードがコンスタントに出せていた。仕事の合間に音楽や動画コンテンツもスムーズに楽しめる品質感だ。

縦横サイズはiPhone 7と同じぐらい

右肩の液晶に動作ステータスが表示される

 ポータブルサイズのルーターなので、当然ながらMWCのイベント会場までの道のりや、会場でレポートを書くときにも肌身離すことなく持ち歩いた。IT・通信の展示会とはいえ、広大なイベント会場の全域にプレスが無料で使えるWi-Fiが張り巡らされているわけではない。特にプレスルームは常時大勢の来場者で混雑しているので、会場廊下のベンチやカフェテリアなどちょっとした空きスペースを見つけたら、その場所でWi-Fiルーターを起動してワーキングスペースにできるのがありがたい限りだった。

IT・モバイルの展示会とはいえ、広いメッセ会場の中にはWi-Fiのデッドスペースがたくさんある。ワイホーのルーターがあれば常時コネクト問題なし

 部屋に戻ってすぐに充電を開始すれば、朝起きた頃には端末のバッテリーは満充電になっている。そのまま電源をずっとオンにしていても、往復の移動から会場での取材時間も含めてWi-Fiルーターのバッテリー残量を心配する必要もなかった。

 Wi-Fiルーターの使い方については、電源を入れてから本体のシールに記載されているパスワードを入力するぐらいなので、迷うことは恐らくないはずだが、もし機材のトラブルなどが発生した場合も日本語による24時間電話対応、またはメールによる窓口を設けるワイホーサポートが開設されていることも心強い。

イベントの取材が終わって街を散策。地図情報の検索にもWi-Fiルーターが欠かせない

 帰国後はパッケージ一式が揃った格好で、そのまま空港の返却カウンターに持ち込むだけ。速くてシンプルだ。宅配による返却も選べるほか、空港カウンターの営業終了後は返却ボックスも利用できる。

 今回はレンタルWi-Fiルーターを常備したおかげでとても快適な海外取材の旅を過ごすことができた。春にまたイタリアに出かける用事があるので、今度は「イタリアワイホー 4G」を契約して万全の体制でのぞみたいと思っている。


※海外展示会で奮闘する日本のスタートアップ
山本 敦

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