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【デジアナ文具最前線】システム手帳と予定データをデジタル連動……レイメイ藤井「Refill Stoker」

2018-03-29 19:30:04
 この連載でも、紙の手帳の便利さにはたびたび触れてきた。そして紙の手帳に書いた予定が、スマートフォンに簡単にバックアップできたら便利だということも。紙の手帳は、扱いが簡単な反面、過去のデータをすぐに参照したり検索したりすることは苦手だからだ。

※過去の連載記事はこちら

 レイメイ藤井のシステム手帳リフィルと対応アプリはそういうニーズに答えてくれる貴重なアイテムだ。

 使い方は以下のようになる。まずシステム手帳にセットしたリフィルに予定を記入する。そして使い終わったら専用アプリで撮影。これを繰り返す。専用アプリでリフィルの撮影画像を見ると、手書きされた各種情報が参照できる。紙の手帳はその年が終わったら持ち歩かなくなる。だからスマートフォンで過去の予定が見られるこのアプリはとても便利だ。

アプリ画面

アプリでリフィルを撮影したところ

 また、たとえば、画像上の日付をタップすると、Googleカレンダーのその日の予定が表示されたり、その日に撮影した画像を呼び出したりすることもできる。OCR機能こそ対応していないものの、画像にタグ付けする機能はある。これをアプリのデータ検索機能と併用すれば、担当者別とかプロジェクト別での情報だけを抽出することもできる。

画面を横向きにすると見開きになる

 つまり、入り口はアナログの自由度を持ちつつも、アプリを利用することで、スマートフォン上で、過去の何年分ものデータの蓄積・参照と検索が可能になるわけだ。

 これを可能にしているのは、同社のリフィルの右下にある○桁の連番なのだが、この番号のないものについても、アプリは対応している。またスケジュールリフィルだけでなく、メモのリフィルについてもアプリで撮影して保存可能だ。つまりアプリ一つで予定もメモの情報もまとめて管理できることになる。

タグ設定画面。リフィル編集画面から設定できる

撮影したリフィルのオレンジ色の点をタップすると、標準カレンダー(iOSの場合)の予定や、その日に撮った写真を表示してくれる

 システム手帳の情報をデジタルでも管理したいと考えている人にはまたとないツールだと言える。



【著者】舘神龍彦
手帳評論家、ふせん大王。最新刊は『iPhone手帳術』(エイ出版社)。主な著書に『ふせんの技100』(エイ出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)『意外と誰も教えてくれなかった手帳の基本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『手帳カスタマイズ術』(ダイヤモンド社)『ポメラ×クラウド活用術: ポメラをクラウドエディターにする方法』(http://amzn.to/2Cm39Bo)など。また「マツコの知らない世界」(TBS)、「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)などテレビ出演多数。
舘神 龍彦

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