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いかにもシリコンバレーな素敵オフィスで、素敵なスマホを触ってきました【デジージョ レポート】

2018-05-22 11:45:03
Androidの父!アンディ・ルービン氏のオフィス
 後にGoogleに買収されるAndroid社の創業者であり、Androidの父と呼ばれるアンディ・ルービン氏。彼はGoogleを退社後、ハードウェアスタートアップ向けのベンチャーキャピタルを立ち上げるのですが、多くのスタートアップが入居するその会社Playground Grobalで、先日開催されたポップアップイベントを取材してきました。

 20社以上のハードウェアスタートアップが入居するPlayground Grobal本社は、シリコンバレーのパロアルトにあります。元は倉庫だったのでしょうか?高い天井のだだっ広いスペースの中心に、社名ともリンクする滑り台やブランコのある遊び場のような場所があり、ガラスで仕切られた奥には工場のような本格的な工作機械も並んでいます。

 ここではハードウェアスタートアップが、一社では到底導入できないような3Dプリンターやレーザーカッターなどの工作機械が利用できるとのこと。公開されたエリアを見た限りですが、いくつかのミーティングスペース以外に、会社ごとの仕切りのようなものはなく、自由でのびのびとした「これぞシリコンバレーのガレージ」といった雰囲気のオフィスだと感じました。

滑り台やブランコ、アスレチックジムなどが設置された人工芝のスペースは、「Playground」というこの場所の名前を体現した場所

天井が高く、スタートアップごとの仕切りもない広いオフィス。カフェテリアや工作機械が並ぶ工場なども充実しています

通路の一角にはゲームセンターのようなコーナーもありました。気分転換に良さそうです

高級感溢れるEssential Phone
 そんなオフィスの一角に展示されていたのが、アンディ・ルービン氏が創業したEssential Productsが手がけるスマートフォン「Essential Phone」です。ちょうど1年前に発表されたもので、チタンを用いた筐体やベゼルギリギリまでのディスプレイ、フロントカメラ部分を切り欠いたノッチを「iPhone X」よりひと足早く採用したことでも話題を集めました。

 最近ではAndroidの次期OS「Abdroid P」のベータ版が、いち早く使用できる対応デバイスの1つにも選ばれています。今年2月に開催されたモバイル見本市MWCにも出展されていましたが、私自身は今回初めてじっくり実物に触れることができました。

これが「Essential Phone」こと、「Essential PH-1」。ディスプレイは5.71インチ(2560×1312、QHD)。アスペクト比は19:10で、8Mのフロントカメラ部分を切り欠いたノッチデザインを採用しています

背面にはセラミック、フレームにはチタンが用いられていて、とても高級感のある仕上がり。サイズは高さ141.5×幅71.1×厚さ7.8 mm、重さ185g。IP54相当の防沫仕様で、スリムながら3040mAhのバッテリーを搭載します。CPUはQualcomm Snapdragon 835、メモリーはRAM4GB、ROM128GBです

 IF DESIGN AWARD 2018に選ばれるなど、デザイン性が高く評価されている「Essential Phone」ですが、実物は私が写真から想像していたものより、2割増しくらいで高級感のあるものになっていました。特に目を引いたのが、今年2月に期間限定で発売されたOcean Depthsという特別色。つるっとしたセラミック素材を用いたやや沈んだセルリアンブルーといったカラーで、ベゼルにあしらわれたメタル素材のゴールドがとても映えます。

 オンラインではすでに売り切れになっているのですが、実際に手にすると思わす欲しくなる。そんな魅力のあるデバイスでした。スマホは最も身近な持ち物だけに、やはりデザインは大切だなと改めて思いました。

マグネットコネクタでスマホを拡張!
 さてEssential Phoneの最大の特徴は、背面にあるマグネットコネクタを使ってスマホを拡張できることにあります。たとえば専用の360度カメラをくっつければ、360度の撮影が可能になります。

 スマホにくっつけられる360度カメラといえば、私も持っている「insta 360」や、Moto Modsの「moto 360カメラ」などがありますが、Essential Phone向けの「360 Camera」ば別途充電が不要でコンパクトかつ、マグネットでくっつけるだけと手軽。試しに撮影してみましたが、専用アプリのUIもシンプルで使いやすかったです。中でも私が特に気に入ったのが、360 Cameraを入れるケース。カプセル状のデザインで、カメラを収納すると目玉おやじが覗いているみたいでかわいいです。これは持ち歩きたくなりますね。

背面には13Mカラー+13Mモノクロのデュアルカメラと指紋リーダーを搭載。カメラの逆サイドにはアクセサリ電源ピンが2つあり、そこへ360度カメラをくっつけることができます

専用カメラアプリのUIもシンプルで使いやすい。なお360 Cameraは12MP、画角210°のフィッシュアイレンズを2つ搭載。スマホから給電するので充電の必要はありません

360 Camera専用のカプセルケースは本体とは別売。カラーはブラックとレッドが選べます

Essential Phoneにはヘッドフォンコネクタがありませんので、アクセサリーとして「Earphones|Mini」というUSB-typeCコネクタ用のヘッドフォンも販売されています

すっかりEssential Phoneが欲しくなってしまった筆者。今後のくっつけられるアクセサリーの広がりにも期待したいところです

 なお、Essential PhoneはEssential Productsの公式サイトで販売中で、最近日本からも購入できるようになりました。ちゃんと日本語での紹介も用意されています。今後、日本での販路についても検討しているとのことなので、楽しみにしたいと思います。

■Essential Products:https://www.essential.com/jp/

※5G/AI/スマホは一体どうなる?……モバイル業界の今後を語る座談会
太田 百合子

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