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【レビュー】発売になったばかりの折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip」…その使い勝手はいかに?!

2020-03-03 14:02:28
 KDDIは、2月28日にサムスンのスマートフォン「Galaxy Z Flip」を発売した。

 同スマートフォンの特徴は、画面が1枚のガラスで出来ているにもかかわらず、縦に折りたたむことが可能な点。折りたたんだ画面に違和感はないのか、折りたたみができることで、どのようなメリットが生まれるのか等、実機を使ってチェックしてみた。


意外と目立たない“折り目”



 まずは、外観から。折り畳まない状態では、一般的な高級感のあるスマートフォン。マットな質感ではなく、艷やかな仕上げでシンプルさが際立つ。



 充電方式はUSB-C。オーディオはAKG。モノラルスピーカーという点は少々残念。



 メインカメラはダブル。いずれも1,200万画素で、広角/超広角撮影に対応。フロントカメラはシングルで、1,000万画素。



 背面には通知バーを搭載。日時などがワンタップで確認できる。



 タッチパネルになっていて、スライドすればアプリの通知等も確認可能。



 気になる画面の“折り目”部分だが、スリープ状態の場合、わずかに“たわみ”あり。触れた場合も、しっかりと“折り目”の存在が感じられる。



 だが、スリープ状態を解除して、画面に何かしらの表示をすれば、“折り目”存在感は消えて、普通のスマートフォンと同様に使用可能。“折り目”部分のタッチ感度を試してみたが、特段異常はなかった。

 今後、一般的な買い替えスパンである2年という長きにわたって使用していく中で、この“折り目”部分がどのように変化していくのかも気になるところだが、ファーストインプレッションとして問題ないように感じた。

折りたたむと手のひらサイズに

 縦折りのメリットは、コンパクトに収まる点だ。



 折りたたんでみると、サイズ感はご覧の通り、成人男性なら手のひらサイズ。ポケットやカバンにも入れやすくなる。



 今度は、折りたたんだ状態から、画面を開けた様子。慣れれば片手でも開けるが、できればワンタップで開くための物理ボタンがサイドに配されていたら便利だったかも。



 ヒンジ部分にはかなりこだわったそうだが、たしかに高級感もあってスムーズな挙動。折りたたみ角度は自由に調節可能となっている。



 外側には「Galaxy」のロゴが入っており、ラグジュアリーな雰囲気が漂う。

縦長フォルムを活かしたマルチタスク機能強化

 「Galaxy Z Flip」は、折りたたみが可能ということで、一般的なスマートフォンと比較して縦長設計になっている。



 Appleの最新スマホ「iPhone 11 Pro」は約2:1だが、「Galaxy Z Flip」は、おおよそ2.4:1。iPhone 11 Proに慣れている筆者からすれば、かなり長いという印象。これにより、マルチタスクが捗る点は魅力だ。



 Galaxyは「マルチウィンドウトレイ」と呼んでいるが、画面のサイドからアプリを展開すれば、上下で2つのアプリを起動することができる。



 立ち上げた2つのアプリは、表示サイズを調整可能。マップを見ながらウェブページを確認するなどの作業も同時にできる。個人的には、この縦長画面を活かして、3つ以上のアプリを同時起動できれば、面白かったかも。今後はさらに吹っ切れたUI開発も期待したいところ。



 カメラ使用時には縦折りをすることで、ケースを付けずとも自立が可能。



 縦折り撮影向けの独自UIも用意されており、画面を折りたたむと被写体が画面上部に移動するようになっている。本体を自立させてシャッターボタンを押せば、手ブレも少なく、より美しい写真が撮影できるというワケ。自立可能な点はビデオ通話時にも便利そうだ。

懐かしいガラケーの操作感、ネックは価格?

 「Galaxy Z Flip」は縦折りができる点で、操作感は完全にガラケーのそれ。世代によっては、なんだか不思議な感覚に襲われる端末である。

 スマートフォンは大型化にシフトしてきている。ただ、幅広もしくは縦長設計にすると、片手で持ちにくかったり、ポケットに入りにくかったり......こうしたデメリットを解決するため、そして様々なニーズに応えるため、同社はいち早くスマホの折りたたみ使いを提案してきているように思う。

 同社内での差別化だが、昨年発売の横に折りたたみが可能なフォルダブルスマホ「Galaxy Fold」は動画閲覧の多いユーザー向け、今回の「Galaxy Z Flip」はチャットやウェブページ閲覧等、より“普段づかい”にフォーカスした端末と感じた。ただし、いずれの端末も、ハードの進化を活かすような、“吹っ切れた”UIが提案されていないので、今後はそのあたりにも期待したいところ。

 現状、フォルダブルスマホというジャンルは市場に少ないだけに、縦折り/横折りをラインナップに両方揃えてきたところはチャレンジブだ。今後、どちらに人気が集まるのかにも注目だろう。

 ネックは耐久性への不安と価格の高さか。横折りスマホ「Galaxy Fold」は短期間の使用で画面に不具合が生じるなどの報告も一部で聞かれた。「Galaxy Z Flip」は、同社折りたたみスマホとしては第二弾。製品化にあたって、テストはさらに徹底してきていると思うが、新しいアイデアだけに一抹の不安は残る。

 そして価格だが、新しいアイデアデバイスだけに、約18万円と決して安くはない。ちなみに、「iPhone 11 Pro Max」は約16万円。最先端の商品にいち早くトライしてみたいユーザーにとって、価格は関係ない?!

※協力:KDDI
KT

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