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「モバイル端末向けアプリを提供」「広告モデルは一切考えていない」……今秋の日本参入に向けて動き出したNetflix

2015-06-18 17:30:28
 Netflixは18日、東京・青山にある同社の日本法人オフィスで記者発表会を開催した。その中で各担当者への質疑応答が行われたため、ここではその内容を紹介する。

■iOSとAndroid向けにアプリを提供へ

--- 端末を複数台使ったり、家族全員で使うことができるのか。また、その場合の同時アクセスは可能なのか。

「質問を頂いた内容については、すべて検討中です」(ビジネス デベロップメント 下井昌人氏、以下下井氏)

--- デバイスの利用状況などは、国内と海外ではどのように変わる見込み?

「アメリカではスマホやタブレットでの視聴が伸びていますが、ひとつのデバイスに偏ることなく使われています。日本でもおそらく同じことが起きるのではないでしょうか。なお、国内でのローンチに合わせてiOS、Android向けにアプリを提供する予定です。また、Netflix対応のテレビを持たない人は、安価なプレイヤーを買うという選択肢もあると思われます」(下井氏)

--- 4Kや8Kの高画質動画を再生するのに、必要となる通信帯域は?

「SD画質で3Mbps、HD画質で5Mbps。4Kはビットレートやフレームレートのバリエーションを持たせていますが、高画質での再生を行うには25Mbpsを推奨しています。ただ、4Kでもフレームレートなどを落とせば、10Mbpsぐらいから視聴できます」(下井氏)

--- 例えば、Netflixに対応していても、コンテンツが24Pでしか観られないテレビというのはあるのか?

「あります。なので、対応しているビットレートの中で観ていただきます」(下井氏)

--- 光回線事業者とのコラボも考えられるか?

「Netflixでは、4年前からオリジナルコンテンツの制作をはじめ、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』でエミー賞を受賞しました。そのため、海外では3年ぐらい前から、STB(セットトップボックス)にNetflixのアプリがインストールされるようになっています。日本でもSTBを販売される際には、同じようなことが起きるのではないでしょうか」(下井氏)

--- 広告モデルについて、何か考えはあるのか?

「広告モデルは一切考えていません。定額制の見放題で、ドラマや映画で最高のエンターテイメントをお届けしたいと思っています」(下井氏)

■日本発のオリジナルコンテンツの可能性は?

--- ローンチに合わせて、日本発の話題になりそうなオリジナルコンテンツを提供していく構想はあるのか?

「そのつもりでいます。日本のユーザーはローカルコンテンツを楽しみにしていると思うので、既存の作品はライセンスという形でローンチ時に観ていただける環境を用意。さらに、昨日発表されたフジテレビからのコンテンツ提供のように、プレミアされるものを提供していきます」(代表取締役社長 グレッグ・ピーターズ氏、以下ピーターズ氏)

「ローンチ時だけでなく、5年、15年、25年といった本当の意味での長期的なコミットメントとして、日本でサービスを提供したいので。グレートストーリーをパートナーと一緒に制作して、それを世界に届けていきたいと考えています」(副社長 大崎貴之氏、以下大崎氏)

--- ビデオオンデマンドだと日本では「Hulu」やドコモの「dTV」などが先行しているが、Netflixのわかりやすい強みとは何か?

「日本ではVODはまだまだ知らない人もいて、知っていても使っていない人がいる。まだまだスタート時点だと考えています。その中で、技術やサービスの高さより、何が一番特別かというと、Netflixでしか観られないコンテンツがたくさんあるということです」(ピーターズ氏)

--- 日本での展開にあたり、アニメも重要なコンテンツになるか?

「実はアニメーションは非常に重要な位置づけと捉えています。日本のクリエイターではポリゴン・ピクチュアズと初めてご一緒しましたが、その時に配信したのが「シドニアの騎士」というアニメでした。世界各地でプレミアを行いましたが、今後はアニメ畑のクリエイターの方々と関係を含め、素晴らしいアニメーション作品に参加し、それを世界中に届けていきたいです」(ピーターズ氏)

「フランス、ブラジル、東南アジアのコミュニティにコンテンツを届けるプラットフォームとしても、アニメーションは最重要なカテゴリーだと考えています」(大崎氏)

--- “クリエイターズフリーダム”というキーワードがあったが、コンテンツの共同制作について、Netflixの特徴をもう少し聞かせてほしい。

「クリエイターズフリーダムとして、最も重要な自由度は、世界中の人たちと繋がれるということです。どのクリエイターも、作品をなるべく多くの人に届けたいと考えています。さらに、ファンベースを広げることに成功すれば、それは作品の製作費にも反映できるわけです。また、話数や時間の制限からも解放されます」(大崎氏)
飛田九十九

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