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ALSOKのモバイル向け見守りサービス「まもるっく」とは?

2015-06-29 15:00:00
 2月下旬に発表されたALSOKの多機能通報端末を利用したモバイル見守りセキュリティ「まもるっく」が発売され、いよいよサービス開始された。

 本製品は、金属製オイルライターのようなサイズでありながら、位置情報提供機能や緊急通報機能、通話機能を備えている。ひと足早く使用感を確認できる機会を得たので、レビューをお届けしたい。

●誰のために何をする端末か?

 「まもるっく」は、高齢者、女性、子ども、この3つの属性の人たちの屋外での“見守り”を想定した機能が充実。GPSなどを使った位置情報提供機能をはじめ、110番/119番/118番/ALSOKへの緊急通報機能、転倒感知やライフリズム異常通知機能(一定時間動きが感知されなかった際の通知機能)、電話の着信機能といった、“もしも”の時に備えた機能がある。

 また、端末に備える機能だけでなく、通報があった際にガードマンが駆けつけるサービス(別料金)や、365日24時間常駐する看護師に健康相談ができるサービス、かかりつけの病院などの情報をALSOKが預かり、医療機関の要請に応じて提供するといったサービスもこの「まもるっく」に含まれている。

●少ないボタンで簡単操作が可能

 多機能という触れ込みだと、どうしても気になってくるのが操作性。“いざ”という時に迷わず使えることが重要になってくるからだ。ボタンの数は全部で4つ。右側面に付いた「電源ボタン」、端末中央についた「緊急・通話ボタン」、左側面に付いた「メニューボタン」と「音量ボタン」という構成だ。緊急時にALSOKに通報する際には、「緊急・通話ボタン」を長押しするだけでOK。

 しかし、時にはボタンを長押しする余裕すらない場合もある。そこで役立つのが転倒感知機能。一定の衝撃で倒れた場合には、自動でALSOKへ通報を行う仕組みになっており、仮に利用者が応答ができない場合でも、端末のマイクから周囲の音(うめき声や叫び声など)から、状況を把握して緊急対応できる体制が敷かれている。

 そしてもう1つ気になるのが、転倒感知の誤動作。歩いたり、走った際にいちいち通報をされてしまうと不便だが、「まもるっく」の転倒感知は、人間が倒れる際の衝撃のみを“転倒”と認識するので、走った程度では誤動作することはないとのこと。正確に転倒感知を行うためには、「まもるっく」をベルトクリップを使って腰付近に装着する必要があるのだという。

●見守る側はパソコン・メールで随時確認

 端末を持つ側の視点から見てきたが、今度は持たせる側、つまり見守る側の視点から見ていこう。

 まずサービスの大きな要となる「位置情報等提供サービス」。旧来の位置情報提供サービスの場合、1回検索するごとに●●円といった従量課金制だったが、「まもるっく」は月額1,100円(税別/お買上げプランの場合)だけで、何度でも位置情報の取得が可能。また、指定エリアへの出入りがあった場合の通知設定ができるので、高齢者の徘徊対策、子供の迷子対策や登下校時の見まもりに利用することができる。

 さらに「まもるっく」は着信専用の携帯電話という側面もあるので、あらかじめ登録(7件まで登録可能)しておけば、「まもるっく」へ電話をかけることもできる。緊急通報や健康相談以外は、着信専用なので子どもなどに持たせても、使い過ぎなどの心配がない。

 ガードマンの駆けつけサービスに関しては有料になるが、必ず利用者の家族に緊急連絡が行き、かけつけの有無を確認するので、子供どもが興味本位でガードマンを呼び出すようなことも防げる。

●気軽に持たせられる価格帯

 最後に利用料などを見ていくと、端末を最初に購入する「お買上げプラン」の場合は、端末料金が21,500円(税別)、契約事務手数料が4,500円(税別)で、月額1,100円(税別)で利用可能。端末を買わない「レンタルプラン」の場合は、契約事務手数料が4,500円(税別)で、月額2,000円(税別)となっている。

 どちらの場合でも、既存の見守りサービスの利用料と比べると低価格だといえる。警備員の駆けつけサービスに関しては、両プラン共通で、1回6,000円(税別)/1時間まで。

 基本となる利用者は、子ども、女性、高齢者を想定はしているが、営業管理ツール兼緊急時の安否確認ツールとして使ったりなど、さまざまな使い方もできそうな端末であり、サービスといえる。
小菅

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