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【SPEED TEST】3キャリア LTE/3G分析……1月~7月末 150万件超のデータで振り返る

2015-08-28 18:15:05
■7ヵ月分、150万件超のデータから分析

 スマートフォン向けの通信速度測定アプリ「RBB SPEED TEST」の測定ログデータ分析。今回は、通信大手3キャリアのLTE/3Gの測定結果について見ていく。気づけば2015年も残すところ約4ヵ月だが、ここまでの各社の通信環境はどうだったのか、ログデータから振り返ってみたい。

 対象としたのは、2015年1月1日~7月31日の期間に測定されたNTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンクのデータ。回線種類はLTEもしくは3Gとし、速度制限中のデータが混在することを避けるため下り速度が128kbps以下のものは対象から除いている。この条件でデータを抽出したところ、データ数は約155万件となった。内訳はドコモが約45.4万件、KDDIが約49.5万件、ソフトバンクが約60.9万件。

■3キャリアすべて下り平均20Mbps超え!

 7ヵ月間トータルの平均速度について見てみると、下り速度は平均29.09Mbpsでソフトバンクが最速だった。次いでKDDIが24.70Mbps、ドコモが22.17Mbpsと続き、3キャリアとも下り平均20Mbpsを超える結果に。月別に見てみると、ソフトバンクは6月(30.51Mbps)が最速で7月(27.03Mbps)がワースト。KDDIは4月(25.07Mbps)が最速で1月(23.62Mbps)がワースト、ドコモは2月(23.63Mbps)が最速で、1月(20.78Mbps)がワーストだった。いずれのキャリアも、速い月と遅い月の差は比較的小さく、安定しているように見える。

 上りの速度について、7ヵ月トータルでソフトバンク(10.90Mbps)が最速となり、次点がドコモ(7.84Mbps)、そしてKDDI(6.53Mbps)となっている。下りに続いて最速となったソフトバンクだが、月別に見るとやや下降傾向にある。1月の11.81Mbpsから直近の7月では8.66Mbpsまで下がってきており、逆に上昇傾向にある次点のドコモ(7月:8.13Mbps)に肉薄されている。

 来月には新型iPhoneの発表が予想されている。そこで今回はiOSだけに絞った結果も見ていきたい。7ヵ月間のiOSのみの下り平均速度については、ソフトバンクが28.50Mbps、KDDIが23.91Mbps、ドコモが18.95Mbps。順位は全OSで見た時と変わらないが、3キャリアとも平均速度が落ちていることが特徴的。特にドコモは全体平均から5Mbps近く速度を落としており、AndroidとiOSの差が大きいことが見て取れる。一方上り速度をiOSに絞ってみてみると、ソフトバンクが10.91Mbps、ドコモが7.30Mbps、KDDIが6.25Mbpsとなり、こちらは全OSの場合と大きな差は出なかった。

■都道府県最速は香川県!ワーストは秋田県

 ここからは下り速度について更に詳細に見ていきたい。

 まず都道府県別について、トータルの平均速度で最速だったソフトバンクが、35の都道府県で下り速度1位となっている。KDDIは11、ドコモは2つの都道府県において最速となった(三重県はソフトバンクとドコモが同率1位)。3キャリア合計の平均速度で全都道府県が下り20Mbpsを超えており、地域による格差も小さくなっている印象だ。ちなみに3キャリア合計の平均速度ワーストは秋田県で、下り20.19Mbps(測定数:5,624)。一方で最速は下り34.43Mbps(測定数:10,060)を記録した香川県だった。香川では3キャリアとも下り30Mbpsを超えており、特にKDDIが38.62Mbpsと全体でもっとも速い平均値を記録した。

■一日を通して快適な速度を維持。夜間にやや速度低下の傾向

 時間帯別に見てみると、3キャリアとも、早朝7時~8時ころ、お昼12時前後、夕方18時~深夜0時ころといった、通信トラフィックが混雑する時間帯に速度が低下する傾向にあった。それぞれのワースト時間帯は、ドコモが21時台(下り17.77Mbps)、KDDIが22時台(21.60Mbps)、ソフトバンクが22時台(27.02Mbps)。MVNOの格安SIMサービスではお昼の速度低下が注目されているが、3キャリアのLTE/3Gについては夜間にもっとも速度が落ち込んだ。

 ただし、ワーストが唯一20Mbpsを割ったドコモにしても17.77Mbpsとまずまずの結果で、3キャリアとも1日を通して快適に使えそうだと言える。この傾向はiOSのみに絞ってもほぼ同様だったが、ドコモの12時台の落ち込みがやや大きく、下り14.82Mbpsと15Mbpsを割る結果となっている。

■10Mbps以上の測定が大半を占める

 下り速度について、1Mbps未満/1Mbps以上~10Mbps未満/10Mbps以上~20Mbps未満/20Mbps以上~40Mbps未満/40Mbps以上といった区分に分けて、それぞれの速度帯の分布を分析してみた。

 3キャリアとも、1Mbps未満の割合がもっとも少なく、20Mbps以上~40Mbps未満の割合がもっとも多い結果となり、20Mbps以上のスループットがスタンダードになっていることが分かる。下り10Mbps以上をひとつの指標として見てみると、ドコモは65.7%、KDDIは71.73%、ソフトバンクは82%が10Mbps以上の測定だった。iOSでも同じように見てみると、ドコモは57.4%、KDDIは70.44%、ソフトバンクは82.2%が10Mbps以上の結果となっている。

 月別、都道府県別、時間帯別、速度分布といったかたちで3キャリアのLTE/3G通信速度を見てきた。いずれの切り口で見ても、各キャリア通信速度に大きな穴はなく、安定した結果が出ている。しかし、安定はしているものの右肩上がりで速度が増加する様子はこのところ見られないようだ。来月に予想される新型iPhoneの登場以降、各社の競争が再度盛り上がることも考えられる。通信速度は頭打ちになってしまうのか、さらに向上していくのか、今後も注目していきたい。
白石 雄太

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