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【IFA 2015】IoTを加速させるサムスン、睡眠センサーやオートモーティブ連携など発表

2015-09-04 13:15:04
 サムスン電子は現地時間3日、ドイツ・ベルリンで同4日に開幕する「IFA 2015」のプレイベントとしてプレスカンファレンスを開催した。

 今年のメインテーマは「IoT」。近くリリースする製品やサービスを発表したほか、4K映像配信をNetflixなどパートナーとアライアンスを組みながら、さらに強く推進して行く方針を表明した。

 壇上にはサムスン電子のチーフ・マーケティングオフィサーであるWP Hong博士が登り、同社のIoT戦略のビジョンを説明した。Hong氏は「昨年のカンファレンスでもIoTについて当社のコンセプトを紹介したが、今年は生活に密着したIoTの製品やサービスに関連する具体をブースで展示できることを嬉しく思う」と語り、サムスンのIoTが未来の技術ではなく、すでにコンシューマー向けの商品とした形を成してユーザーに届けられる準備が万全であることを強調した。

 同社のデジタルアプライアンス部門バイスプレジデントであるYoon C. Lee氏は、近くヨーロッパ市場に投入予定のIoT新製品「SleepSense」を壇上で紹介した。

 睡眠の質を改善できるパーソナルヘルスケアデバイス「SleepSense」は、ベッドのマットレスの間に設置して、ユーザーの体に触れることなく心拍数や呼吸のリズムを97%の正確性でトラッキングセンサーがリアルタイムに感知。

 朝目覚めるとすぐに、ペアリングしたモバイルアプリ「Samsung SmartThings」で、ユーザーの年齢に対して平均的なデータと見比べながら、眠りの質が評価できるというものだ。

 睡眠スコアはトータルの睡眠時間/睡眠効率/深い眠りに落ちるまでにかかった時間/睡眠中に目覚めた回数/ベッドから出た時間/レム睡眠状態の頻度/深い睡眠を得た比率の全7項目にわたる。アプリでは、睡眠の質を改善するためのアドバイスも提供される。

 さらにサムスンが商品化するエアコンや薄型テレビなどスマート家電と連動して、睡眠中にエアコンの温度を心地よく眠れるよう自動で調節したり、眠りに就いたらテレビを自動で消灯、目覚める際にはアラームとして起動してくれる機能なども利用できるようになる。遠方に住む家族の睡眠の質をモニターしながら、メールでレポートを受けて家族を“見守る”ことができるサービスも提案する。

 また、スマート家電のためのソフトウェアプラットフォーム「SmartThings」、ならびにハードウェア開発のためのSDK「ARTIK」の推進を加速させる。さまざまな産業との連携も図りながらアプリを共同開発。例えば、大手自動車メーカーのBMWと連携した「リモートロック」など、オートモーティブ向けIoTサービスの開発を展開していく。

 同日発表されたスマートウォッチ「Gear S2」とオートモーティブの連携については、大手自動車メーカーのフォルクスワーゲンとのパートナーシップにより開発、10月に欧州で提供を始めるサービス「Car Mode for GALAXY」が紹介された。

 モバイル機器とオートモーティブとの通信接続規格である「MirrorLink」をベースに、Gear S2のアプリをタッチ、あるいはボイスコマンドにより操作することで、ドライブの安全を確保しながら走行中のマップ情報やテキストメッセージの読み上げ、エアコンの温度調節などが利用できるようになるという。

 サムスン電子ヨーロッパの社長であるYH Eom氏は、今年のIFAの展示会場では巨大な「IoT Zone」を設けて、生活に密着したサービスや商品にスポットを当てていくと宣言した。

 動画配信サービスの展開については、欧州でも人気の高いサムスンプランドのスマートOS搭載テレビの普及を足がかりに、インターネット接続により利用できる動画やゲームなどのサービスをいっそう充実させていく。

 動画配信はAmazonやNetflix、Wuaki、Chili、Strefa VoD、Videoland、Videoloadなど欧州に展開するコンテンツサービスプロバイダーと連携しながら、4K高画質のコンテンツを含む動画サービスのプラットフォームを広げる。

 Gamefly社とのパートナーシップでは、サムスンのスマートOSテレビで楽しめるストリーミングゲームのコンテンツを強化。パネルが湾曲したいわゆる“カーブドTV”も、ヨーロッパでは、32インチから105インチまで28機種を投入し、それぞれが好評を博しているようだ。
山本 敦

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