米アップルの最新スマートフォンiPhone 6s/6s Plusが日本時間10日に発表され、注目を集めている。最新iPhoneの通信環境については25日の発売以降、端末が手に入り次第に調査を行う予定だが、今回は直前に迫ったシルバーウィークに向けて、各キャリアから発売されているXperia Z4を利用して速度調査をおこなった。
測定場所は、混雑が予想される中央道のパーキングエリア・サービスエリア全19箇所。スマートフォンアプリ「RBB SPEED TEST」を利用して同一箇所で3回測定をおこない、その平均値を算出した。
■100Mbpsを超える結果も!高速化が進むキャリアLTE
さっそく結果を見ていきたい。全19箇所における平均下り速度はauが44.84Mbpsで1位、次いでソフトバンクが41.87Mbps、ドコモが36.69Mbpsとなった。一方、個々のパーキングエリア・サービスエリアでの勝敗数はドコモが19箇所中8箇所1位で最多、次いでauが6箇所、ソフトバンクが5箇所で1位だった。
各キャリアごとの下り最速値を見てみると、ドコモは石川PAで記録した58.98Mbps、auは八ヶ岳PAで記録した152.52Mbps、ソフトバンクは内津峠PAで記録した105.49Mbps。au、ソフトバンクは共に最高速度が100Mbpsを超えた。逆に、下り10Mbps以下の箇所数を見てみると、ドコモは0箇所、auは3箇所、ソフトバンクは1箇所となり、ドコモの安定感が際立っている。
次に上り速度だが、全19箇所の平均はソフトバンクが11.93Mbpsで1位、次いでドコモが9.17Mbps、auが7.90Mbpsとなった。個々の勝敗数ではドコモが8箇所で1位となり最多。次いで7箇所でソフトバンク、4箇所でauが1位となった。
対応している周波数帯が異なるため純粋な比較とはならないが、GW直前にiPhone 6を利用して同じく中央高速道路で調査した結果と比べると、各キャリアとも順調に速度が向上していることが分かった。平均速度で見ると、auは16.36Mbps、ソフトバンクは15.55Mbps、ドコモは4.7Mbps向上している。この状態であれば、休憩でPA/SAに立ち寄った際にもストレスなくインターネットを利用できると考えられる。次回はiPhone 6sを入手して、引き続き高速道路での速度調査をおこなっていく予定だ。
RBB TODAY