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【はじめての格安スマホ】端末の種類が豊富!直営店も拡大中の「楽天モバイル」とは?

2015-09-18 19:00:05
 いま話題の格安スマホを分かりやすく丁寧に解説していく新連載「はじめての格安スマホ」。第2回は、インターネット通販大手の楽天が2014年に立ち上げたMVNO「楽天モバイル」を紹介する。

■オンラインのほか、全国6ヵ所の直営店で買える

 今ではインターネット通販やオークションなど、我々にとってなじみ深いサービスを数々提供する楽天。同社は昨年10月に楽天モバイルを立ち上げ、格安SIMカードとスマホ、タブレットを中心としたSIMロックフリー端末の販売を始めた。

 楽天モバイルが取り扱うSIMカードや端末はオンライン、または現在全国6ヵ所に展開する直営店で買うことができる。直営店は、仙台の2店舗をはじめ、神戸三宮、大阪心斎橋、東京は渋谷と二子玉川にそれぞれ1店舗ずつオープンしている。

 今回、筆者は二子玉川ライズ・ショッピングセンターに今年4月にオープンした「楽天カフェ」に足を運んでみた。カフェスタイルで端末の販売や展示を行う店舗は二子玉川と渋谷の2店になるが、二子玉川店についてはショッピングモールに合わせて開店時間は10時~21時となる。購入受付はMNPの場合が20時まで、新規が20時半となっている。

 店内はとてもオープンな雰囲気で、コーヒーや軽食が楽しめる普通のカフェとして訪れることができる。無料Wi-Fiも完備されているので、PCを持ち込んで時間を過ごすのもいいだろう。

 店内にはスタッフが常駐し、楽天モバイルが取り扱う製品やサービスについて、あるいは購入前に気になる疑問などにも答えてくれる。場所柄のためか買い物の途中に立ち寄る主婦層や、格安スマホに強い関心を持って訪れる高齢者の方まで、来客の属性はさまざまのようだ。

■SIMカードのみか、端末セットが選べる

 楽天モバイルでは、NTTドコモのネットワークを利用しているので、つながりやすさであったり、対応する端末との組み合わせで下り最大150Mbpsの高速通信が利用できる点などをウリにしている。

 販売するアイテムはSIMカードのみか、これにSIMロックフリーの端末をセットにして購入することもできる。SIMカード購入の場合、データ通信専用でSMSの有無、および通話機能付のものと合計3種類に分かれ、さらにデータ通信が使い放題だが速度が200kbpsに制限される「ベーシックプラン」のほか、高速データ通信の容量が異なる「3.1GB/5GB/10GB」の3つを加えて合計4種類が用意されている。

 それぞれの掛け合わせで12通りのプランが選べるというわけだ。データ通信には3日間での利用量の上限もあり、例えば3.1GBのプランであれば540MB/3日のリミットを超えると低速化のペナルティがかかる。

 音声通話付きのプランを選ぶと、このほかに30秒/20円の電話代が発生する。ただし、楽天が専用回線をベースに提供する「楽天でんわ」アプリを使えば、専用回線を使うことで、楽天では「1ヶ月30分の通話の場合、月額料金が大手携帯電話会社の約1/3に抑えられる」としている。

■取り扱う端末が豊富

 楽天モバイルは、セット販売の端末の品揃えがとにかくバラエティに富んでいる。本項執筆時点で取り扱われている端末は、スマホが10機種にタブレットが3機種、ルータが2機種。Huawei「honor6」などハイエンド端末から、シンプルなHuawei「P8 lite」まで、購入者のニーズと購入予算の多様性を受け止める商品構成だ。

 「honor6」は日本国内では楽天限定で取り扱われている端末なので、取り分け人気が高いのだとか。なおSIMカードのみで購入した場合は当然ながら他社のSIMロックが解除されている端末も使える。

 端末購入時の支払い方法が、オンラインと店頭での購入の場合で異なっているので整理しておこう。まず、店頭、オンラインの場合ともに支払いはクレジットカードで行う形式となっており、店頭では一括払いのみになる。オンラインは楽天カードで購入するのであれば24回の分割払いも選べるが、他社のクレジットカードは一括払いに制限される。

■まとめ買いの割引やサポート体制は?

 家族でいっせいに楽天モバイルに乗り換えれば、何か特典はあるのだろうか?実は楽天モバイルでは複数端末のまとめ買い割引や、家族間通話の割引など特別なサービスは用意していない。

 ただ、楽天本体のサービスとの連携は深められており、例えばセット端末の支払いに楽天スーパーポイントが使えたり、月々通話料金は支払った金額100円につき楽天スーパーポイントが1ポイント貯められる。契約期間中は楽天市場でのポイントがずっと2倍もらえる。

 MNPにも対応しており、受付の手順としては事前に購入者が予約番号を取得しておく必要がある。楽天カフェの場合も、カウンターで店員が手続きを代行してくれることはない。予約番号さえ持参すれば、手続きは1時間程度で終わり、即日開通が可能。スマホを持ち帰ってすぐに使うことができるようになる。

 解約時の違約金については、音声通話付SIMには1年間の期間が設けられており、契約期間内の解約はペナルティとして9,800円の違約金が発生する。ただしデータ専用SIMはこの範囲外となることは覚えておきたい。

 本体に故障が発生した場合、毎月850円のスマホサポートパックに加入していれば、「一部故障」の場合は5万円まで、修理不能で「全損」の扱いなら1万円までのお見舞い金が用意される。スマホサポートパックは、端末の購入時にしか加入できない「端末補償サービス」に申し込めば利用可能になる。

 楽天モバイルのサービス利用者は、多くが契約時に申し込む傾向にあるという。なお楽天カフェをはじめ、全国の直営店では製品の持ち込みによる修理サービス、および代替機提供などは行っていない。

■「楽天」ならではの強みを活かしたサービスに期待

 楽天モバイルの特徴は、やはり何と言っても端末の豊富な品揃えや、楽天ポイントと連携して格安スマホのサービスがさらにお得に使える点にほかならない。現在、楽天ポイントを通話料とすることができないが、ぜひ今後実現を検討してもらいたいところだ。

 同社では今後も顧客のニーズにマッチする新端末も積極的にラインナップへ加えていく考えだ。Huaweiの「honor6」のように、楽天モバイルだけで手に入れられる端末が今後増えてくれば注目もさらに広がるだろう。

 直販店が行う業務は主に予約を含む販売のみであるが、実際に楽天カフェでは購入前の買い物相談や、購入後の使い方相談に訪れるユーザーの対応も臨機応変に対応しているという。

 特にMVNOや格安スマホについては昨今注目度が高いため、メディアを通じて多くの情報を得ることもできるが、実際に購入するとなった段階ではやはり店舗で実機に触れて、スタッフのアドバイスを得ることができれば満足の行く買い物ができるようになるというものだ。

 リアルの店舗を持つことは言うまでもなくリスクを伴うチャレンジだが、顧客との接点になる店舗の拡張にも積極的に取り組む楽天モバイルの姿勢は好感が持てる。二子玉川の楽天カフェの明るい雰囲気からも、楽天モバイルがいま伸び盛りであることが感じられた。

 なお次回は、楽天モバイルが取り扱う端末のハンドリングレビューをお届けしたい。
山本 敦

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