調査・マーケティング会社のイードは25日、同日に発売された直後のiPhone 6sを用いて、JR東日本の乗車人数上位30駅における主要3キャリアの通信速度調査を実施した。
■都心の主要駅を含む、乗車人数TOP30の駅で調査実施
今回の調査では、JR東日本の乗車人数上位30駅それぞれの全改札、計101箇所において速度測定を実施。測定には「RBB SPEED TEST」アプリを利用し、同一箇所にて3回測定しその平均値を記録した。その結果を駅ごとの平均値で見ると、ソフトバンクが30駅中19駅で下り速度1位となり、次いでKDDI(au)が6駅、ドコモが5駅で1位という結果に。ソフトバンクは新宿や池袋、東京といった山手線の主要駅等で好調で、都心での強さが際立つ結果になっている。なお、上り速度についてはソフトバンクが25駅で1位、ドコモが5駅で1位となった。
■各駅の全改札、計101箇所で速度調査!下り100Mbpsを超える改札も
これまで駅の調査では、代表的な改札や主要なホームなど、ひと駅につき1箇所の測定で済ませることが多かった。今回はそれぞれの駅の全改札を調査しており、その結果ソフトバンクが全体の下り平均39.09Mbpsで最速となっている。次点は下り平均32.37MbpsのKDDI(au)、NTTドコモは下り平均25.47Mbpsだった。上り速度については、ソフトバンクが平均17.57Mbps、ドコモが平均8.36Mbps、KDDI(au)が平均5.40Mbpsという結果に。
2つの周波数帯を束ねて通信速度の高速化を実現するキャリアアグリゲーション(CA)技術などの導入で、通信各社は最高速度の向上をうたっている。新しいiPhoneでその恩恵は受けられるのか。試しに今回の調査における各キャリアの最高速度を見ていくと、NTTドコモは北千住駅 駅ビル方面改札で記録した下り86.53Mbps、KDDI(au)は恵比寿駅 東口改札で記録した下り99.15Mbps、ソフトバンクは国分寺駅の改札で記録した下り119.67Mbpsがそれぞれの最速という結果になった。
RBB TODAY