「iPhone 6s」を用いた通信速度調査レポート。中央自動車道に続いて、東名高速道路(上り)と新東名高速道路(下り)のサービスエリアおよびパーキングエリア(以下SA・PA)全29箇所にて調査を実施した。測定には「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを使用、各スポットにて3回測定し、その平均値を算出した。
東名・新東名のSA・PA全29箇所での平均下り速度は、ドコモが35.8Mbps、auが33.33Mbps、ソフトバンクが35.55Mbpsと3キャリアとも30Mbpsを超えており優秀な結果となった。下りの最高速度はauが東郷PAで記録した91.78Mbps。各スポットでの勝数についてはドコモが10箇所、auが10箇所、ソフトバンクが9箇所でそえぞれ最速となり、3キャリア横並びの結果となった。
下り速度が30Mbps以上を記録した箇所はドコモが17箇所、auが14箇所、ソフトバンクが16箇所。さらに絞って、50Mbps以上を記録した箇所はドコモが6箇所、auが8箇所、ソフトバンクが5箇所となった。高速通信エリアが順調に広がっているのが分かる。一方、10Mbps以下を記録した箇所数を見てみると、ドコモが0箇所、ソフトバンクが1箇所であったのに対しauは5箇所となり、やや安定性に欠ける結果となった。
なお、平均上り速度についてはソフトバンクが10.58Mbps、次いでドコモが9.87Mbps、auが7.07Mbpsとなった。
東名高速道路では、GW前にも「iPhone 6」を用いて速度調査を行っている。参考までに今回の結果を比較してみると、SA・PA全体でドコモは0.41Mbps、auは3.79Mbps、ソフトバンクは11.56Mbpsと3キャリアとも速度が向上している。今後も通信環境の整備に期待したい。
RBB TODAY