「iPhone 6s」を用いた通信速度調査レポート。NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクそれぞれのiPhone 6sを用意し、各種スポットで速度調査を実施した結果をお届けしていく。今回は、小田急線の新宿~新松田間の各駅と小田原駅で調査を実施した。測定には「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを使用。各スポットでそれぞれ3回測定し、その平均を算出した。調査は平日の日中13:00~17:00におこなった。
新宿駅から調査を開始。いきなり下り96.67Mbps/上り24.52Mbpsという数値を出したのはソフトバンク。3回の計測中、2回は下り100Mbpsを超える結果であった。このほか、ソフトバンクの下り速度が速かったのは小田急相模原駅での81.96Mbps、相模大野駅の71.86Mbpsなど。ほとんどの駅で下り20Mbpsを超えており、全区間を通じて高速だった。全地点の平均は下り42.98Mbps/上り9.71Mbpsと、上下とも3キャリアで最も速かった。
ドコモは、新百合ヶ丘駅で下り96.69Mbps/上り11.11Mbpsを記録。このほか、相武台前駅で下り57.95Mbps/上り12.40Mbps、経堂駅で下り57.83Mbps/14.98Mbps。全地点の平均は、下り28.77Mbps/上り8.63Mbpsだった。
auは、最も速かった小田急相模原駅で下り55.30Mbps/上り8.09Mbps。一方、代々木上原駅、厚木駅、小田原駅で下り10Mbps未満となっていた。全地点の平均は下り27.79Mbps/上り7.34Mbpsだった。
今回の調査では全体を通して40Mbps・50Mbpsを超える地点も多く、かなり高速で通信できていると感じた。平日の日中に調査をおこなったが、朝晩の通勤ラッシュ時にどの程度これが維持できるのかも気になるところだ。
吉川 亮太