東京都交通局は5日、都営地下鉄の車内において、訪日外国人向け無料Wi-Fiサービスの提供を開始した。東京メトロも、全駅・全車両で訪日客向け無料Wi-Fiを提供する方針であることを、4日に発表済みだ。
都営地下鉄では、空港アクセス線である都営浅草線(1編成)でサービスを開始。その後、浅草線(27編成)を皮切りに、大江戸線(55編成)、三田線(37編成)、新宿線(28編成)の4路線・147編成まで拡大する。オリンピック・パラリンピック大会開催前である、2020年3月までに全編成への導入を目指す。サービス利用可能な車両にステッカーを掲出する。
サービス構築には、NTTBPおよびWi2が協力。NTTBPが提供する「都営地下鉄フリーWi-Fi」は1回180分、一日何回でも利用可能。英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・日本語の4か国5言語に対応する。Wi2が提供する「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」は制限なく利用可能。英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・タイ語の4か国5言語に対応する。
なお本件は、都が策定している「東京都長期ビジョン」に基づく事業となっている。
冨岡晶