先日LINEが行った調査により、10代はスマホの「LINE」を中心にニュースを閲覧していることがあきらかとなった。「ニュース=LINE」という流れが若年層を中心に広がっているが、今回LINEがそれを加速させる戦略を打ち出した。
LINEは、ニュース事業において「5つの新たな取り組み」を行うという。その内容は以下の通り。
1.パーソナライズ配信機能「FOR YOU」―LINEアプリとの連携強化(3月中実装予定)
2.LINEタイムライン最上部へのニュース枠新設―LINEアプリとの連携強化(4月1日開始予定)
3.ブロック紙・地方紙17メディアを含む、 計22メディアが新たに参画(3月22日開始)
4.「友だち限定記事」機能―アカウントへの集客支援(4月実装予定)
5.分析ツールの強化―「ニュースエンゲージメントランク」の導入(上半期中導入予定)
「FOR YOU」は、LINEアプリ内のLINE NEWSトップページに、利用履歴に基づき個人に最適化された記事を推薦する機能だ。あわせてLINEの「タイムライン」表示の最上部に、ニュース記事を常時表示するニュース枠を新設する。こちらは当面、全ユーザーに同一ニュースを配信するが、上半期中を目処に「FOR YOU」機能との連動も開始する予定だ。
あわせて参加メディアを拡大。「福島民報ニュース」「静岡新聞」「沖縄タイムス」などのブロック紙・地方紙17メディア、「ぐるなびNEWS」「Jタウンネット」などの専門媒体5メディアの計22メディアが新たに参画する。
媒体側には、友だち登録することで記事全文を閲覧できる「鍵付き記事」(友だち限定記事)の配信に対応する。またユーザーの満足度を測定できる「ニュースエンゲージメントランク」を導入するとのこと。
冨岡晶