毎年恒例の開発者向けカンファレンス「WWDC」も17日で閉幕し、Appleファンにとっての照準は今秋の新型iPhoneに向けられていることだろう。
すでに海外メディアを中心に、さまざまな噂が飛び出している「iPhone 7」(仮)。ここでは、それらの情報を振り返ってみたい。あなたは次のiPhoneにどんなデザインや機能を期待する!?
<目次>
◆iPhone 7の画像流出!? アンテナラインやイヤホンジャックの消滅も?
◆新色「ダークブルー」が追加? 完成度の高いコンセプトが登場
◆iPhone 7シリーズに、256GBモデルが追加される可能性も
◆iPhoneから16GBモデルが消える!? iPhone 7は32GBモデルが最小容量に?
◆【番外編】iOS 10のロック解除、「スライド」から「ホームボタンを押す」
◆【番外編】iPhone 8は割れにくい?フレキシブルタッチパネルを使用との噂
◆「デュアルSIM」に対応? 搭載スロットとみられるリーク画像
◆新登場の「iPhone 7 Pro」は、4.7インチの可能性も
◆iPhone 7/7 Plusの筐体画像が続々登場!ヘッドホンジャック廃止やカメラ性能が大幅進化に?
◆「スペースブラック」が追加?
◆アンテナライン消滅は既成事実? 高解像度なリーク画像
◆発売日に「9月16日」が浮上……過去の発売日を振り返ってみた
◆やっぱり新色ブルーが追加? 完成度の高いモックアップ
◆発表イベント、9月7日に開催か
◆発売日は9月23日? 米通信キャリアの店舗資料が流出か
◆IC乗車券機能「FeliCa」を搭載か
◆【正式発表】新型iPhone発表か!? Apple、スペシャルイベントを9月7日に開催へ!
◆iPhone 7の画像流出!? アンテナラインやイヤホンジャックの消滅も?
Appleをはじめとしたスマートフォンのリーク情報で著名な人物OnLeak氏が、「iPhone 7/7 Plus」とみられるCADレンダリング画像の一部をツイートし大きな反響を呼んだ。
まず、ひと目見た際に分かる最も大きな変更点は、アンテナライン(通称Dライン)だ。流出した画像では、iPhone 6/6 Plusから背面に配置されているアンテナラインが側面に移動し、目立たないようになっている。以前から、次期モデルにおいてこのアンテナラインは背面から消えるのではないかと噂されていた。
◆新色「ダークブルー」が追加? 完成度の高いコンセプトが登場
「iPhone 7」では、iPhone 5s以降のモデルで展開されてきたスペースグレーモデルが消失し、新たにダークブルーモデルが追加されるのではないかと国内外で話題になっている。
そんななか、デザイナーのMartin Hajek氏が、完成度の高いコンセプト画像を作成し、自身のHP上で公開している。公開されたダークブルーをまとったiPhone 7の特徴は、深みのあるカラーリングと、マットな質感となっている。
◆iPhone 7シリーズに、256GBモデルが追加される可能性も
iPhone 7/7 PlusにiPhone 6s/6s Plusの倍となる256GBの内部容量モデルを用意するかもしれないという。調査会社TrendForceは現地時間1日、今秋発売が予想される新型iPhoneのスペック予想を公開した。
同社のレポートでは、2015年から継続的にNANDフラッシュメモリの価格が下落していることや、アプリの容量増などによって、新型iPhoneとなるiPhone 7/7 Plusに、256GBモデルが展開されると予想している。
◆iPhoneから16GBモデルが消える!? iPhone 7は32GBモデルが最小容量に?
AppleはiPhoneにおいて、長らく16GBモデルを展開してきたが、ついにiPhone 7シリーズでは同ストレージモデルが消えるかもしれない。海外複数メディアが、iPhone 7シリーズは32GBモデルからのラインナップになると報じている。
今回、iPhone 7シリーズにおいて16GBモデルが消えることを予想したのは、調査会社IHS Technologyの王氏。サプライチェーンからの情報として、Weibo上に投稿したことが発端となった。
◆【番外編】iOS 10のロック解除、「スライド」から「ホームボタンを押す」
Appleは、開発者向けカンファレンスWWDC 2016の基調講演において、iOSデバイスの次期基本ソフトである「iOS 10」を発表。さまざまな新機能が追加されたが、伝統的なロック解除方法を変更したのは、小さいようで大きな変化だ。
iPhoneから始まり、歴代のiPadやiPod Touchでは、これまでロックをスライドで解除してきたが、代わりに、ロックはホームボタンを押して解除することになる。この変更は、今秋発表予定の新型iPhoneでも採用される見込みだ。
◆【番外編】iPhone 8は割れにくい?フレキシブルタッチパネルを使用との噂
まだiPhone 7も発売されていない段階で、時期尚早の感もあるが、未来のiPhoneに関する話題が入ってきた。複数の海外メディアが、早ければ2017年に発売が予想されるiPhone 8において、フレキシブルタッチパネルが使用されるかもしれないと報じている。
Appleのタッチパネル製造を手掛けるなど、同分野で技術力に定評のある台湾メーカー TPKは、これまでインジウム錫酸化物ガラスを用いたタッチパネルを製造してきたが、「シルバー・ナノワイヤ」と呼ばれる新素材を用いたタッチパネルの供給に向け、着々と準備を進めているという。同社CEOのが明らかにした。
◆iPhone 7は「デュアルSIM」に対応? 搭載スロットとみられるリーク画像登場
今秋、Appleからリリースが予想されている「iPhone 7」シリーズだが、ここにきて、「デュアルSIM」スロット搭載端末となる可能性が浮上した。
これまでもさまざまなApple製品のリーク情報を伝えてきた、@有没有※措氏(短文投稿サイトWeibo上におけるユーザー名、4文字目は手へんに高)が、画像付きで伝えている。
◆新登場の「iPhone 7 Pro」は、4.7インチの可能性も
Appleが今秋リリースするとみられる「iPhone 7(仮称)」シリーズ。複数の海外メディアは、「iPhone 7シリーズ」で使用される可能性が高い、ディスプレイ部分のリーク部品の画像を報じている。
「iPhone 7」シリーズで活発に議論されることの1つに、「Pro(プロ)」モデルの存在がある。
以前から、今年の秋には、これまでの現行旗艦モデルである「iPhone6s/6s Plus」の次期モデルに加えて、性能面でさらなるアドバンテージがある「Pro」モデルのリリースがあるのではないかといった情報や、5.5インチの「iPhone 7」は、「iPhone 7 Plus」という名称ではなく「iPhone 7 Pro」になるのではないかといった情報が、国内外で伝えられてきた。
◆iPhone 7/7 Plusの筐体画像が続々登場!ヘッドホンジャック廃止やカメラ性能が大幅進化に?
海外でiPhone 7/7 Plus(仮称)の筐体に関するリーク画像が相次いで登場している。一部では、台湾メーカーPegatronやFoxconnが同デバイスの製造をスタートしているという噂があるので、関係があるのかもしれない。
Appleのリーク情報に詳しいフランスメディアの『NWE』は現地時間25日、iPhone 7/7 Plusとみられる、やや不鮮明な画像を伝えた。枚数は少ないものの、これまで噂されていたように、iPhone 7ではカメラが明らかに大きくなっていることが確認できるほか、iPhone 7 Plusではデュアルレンズカメラと思しき存在が確認できる。また、iPhone 6/6 Plus以降、特に目立つように背面に配置されてきたアンテナラインが、側面に移動してすっきりしている。
◆iPhone 7に「スペースブラック」が追加?完成度の高いイメージ画像も登場
iPhone 7シリーズ(仮称)のカラー展開については、すでに深いブルー系のカラーが追加されると噂されているが、これに加えて、iPhone 5以来となるブラック系のカラーが復活となるかもしれない(現在は「スペースグレー」が存在するが、iPhone 7では消失するとの情報もある)。
海外複数メディアが、次期iPhoneにおける「スペースブラック」カラーの追加を報じるとともに、Apple製品のイメージ画像を多数手掛けるInstagramアカウント「@appleidesigner」が、コンセプトイメージを作成するなど、話題となっている。
◆iPhone 7のアンテナライン消滅は既成事実? 高解像度なリーク画像が登場
Appleといえば、徹底された秘密主義のもと、新製品の情報についてはほとんど漏れ聞こえてこないイメージがあったが、それはもはや過去のこと。
3月に発売されたiPhone SEに関しては、そのスペック情報や外観、発表時期などが、ある程度事前に流れてしまっていた。もちろん、いずれも公式ソースではないが、最近では中国の短文投稿サイト『微博』をはじめとして、関係者からのリークが相次いでいる(中国にはApple製品の部品製造工場が多く、リーク画像が登場しやすい環境にある)。
◆iPhone 7発売日に「9月16日」が浮上……過去の発売日を振り返ってみた
今秋登場が予想されるiPhone 7(仮称)だが、その発売日候補として9月16日という説が浮上した。
ガジェット関連のリークに詳しい米テック系メディア『VentureBeat』のEvan Blass氏は、現地時間24日のツイートにおいてiPhone 7の発売日は9月16日になるはずであると発言している。どういった情報を参照して、この発言にたどり着いたのかは明かしていないが、ここ数年の新作iPhone発売スケジュールに沿った予想であると思われる。ここで、初代iPhoneからその発売日を振り返ってみよう。
・初代iPhone:2007年6月29日(金)
・iPhone 3G:2008年7月11日(金)
・iPhone 3GS:2009年6月26日(金)
・iPhone 4:2010年6月24日(木)
・iPhone 4s:2011年10月14日(金)
・iPhone 5:2012年9月21日(金)
・iPhone 5s:2013年9月20日(金)
・iPhone 6 / 6 Plus:2014年9月19日(金)
・iPhone 6s / 6s Plus:2015年9月25日(金)
◆iPhone 7、やっぱり新色ブルーが追加? 完成度の高いモックアップが登場
今秋リリースが予想されるiPhone 7(仮称)では、カラーラインナップが変更され、シックな印象のディープブルーが追加されるのではないかと噂されているが、ここにきてガジェット系の海外人気YouTuberであるUnbox Therapyが、ディープブルーよりも色調が明るめのモックアップを入手したと伝えている。
モックアップは、画面サイズの大きい5.5インチの“Plus”モデルで、アンテナラインの移動や、デュアルレンズカメラの採用、ヘッドホンジャックの消失、SmartConnectorの搭載など、これまでの噂を総括した造りになっており、完成度は高いと言える。
◆iPhone 7の発表イベント、9月7日に開催か
今秋登場が予想されるiPhone 7(仮称)。その発表イベント開催日について、米ニュースメディアBloombergが現地時間9月7日(水)を推している。
9月7日発表説について、詳説はされていないが、関係者筋から入手した情報と思われる。だが、これまでのiPhoneの発表日について振り返ると、iPhone 5以降のモデルはすべて9月第2週または第3週の火曜日もしくは水曜日に発表されていることから、仮にこれが実現すれば、異例の事態となりそうだ。
◆iPhone 7の発売日は9月23日? 米通信キャリアの店舗資料が流出か
iPhone 7の発売日について、9月23日となる可能性が浮上した。
米ブログメディア9to5Macが入手した、米大手キャリアの1つAT & Tの店舗向け資料と見られる画像には、店舗内改装の日程が9月9日および23日になることが記されている。
iPhone 7の発表イベントについては、今のところ現地時間9月7日に行われるという説が濃厚。これを踏襲すれば、9月9日に予約受付が開始され、同月23日に発売という流れは、実に自然だ。
◆Apple、新型iPhoneにIC乗車券機能「FeliCa」を搭載か
米Appleが、日本向けの新機能として、将来のiPhoneにFelicaを搭載する計画があると、複数の海外メディアが報じている。
すでに米国をはじめとした諸外国では、iPhone6/6 PlusやiPhone6s/6s PlusおよびApple Watchなどに搭載されているNFC(タイプA/B)を活用した電子決済サービス「Apple Pay」の導入が進んでいるが、日本ではSuicaなど交通系ICカードに代表されるFelicaが広く普及している。こうした現状もあり、先日国内スタートアップであるOrigamiがBluetooth等を利用した新たな電子決済サービス「Origami Pay」をローンチするなどしているが、今のところ、iPhoneでの電子決済は浸透していないというのが現状。
Bloombergは、Appleが今後、複数事業者との提携を視野に入れているとしており、SuicaやPASMO、ICOCAなどが、その対象として予想される。
◆新型iPhone発表か!? Apple、スペシャルイベントを9月7日に開催へ!
米Appleは現地時間29日、米サンフランシスコにおいて9月7日午前10時(日本時間9月8日午前2時)より、スペシャルイベントを開催すると正式に発表した。新型iPhoneを発表するものとみられる。
すでに特設ページがオープンし、「See you on the 7th.」とのみ案内されている。
同日発表するものとみられるiPhone 7(仮称)は、2年に1度のメジャーアップデートの周期にあたるが、これまでのリーク情報をもとに判断すると、マイナーアップデートにとどまるという見方が優勢。最新のA10チップ搭載をはじめとした基本スペックの向上に加え、小幅なデザイン修正や、カメラ機能の向上、防水対応、新色追加が主な変更点になるものと思われる。
RBB TODAY