プラスワン・マーケティングは27日、同社が展開するFREETEL(フリーテル)について、夏・秋に向けての新サービス・新機種の記者発表を行った。
発表内容の目玉は3つ。まず同社のSIMフリー端末「SAMURAI REI 麗」の新色追加だ。ピンクゴールド(7月1日発売予定)とメタルブラック(7月9日発売予定)の2色が追加され、さらに秋にはメタルレッドの発売も決定した。メタリックの赤は発色が難しいものだが、格安スマホと言われるSIMフリーの端末でカラーバリエーションが選べるのはうれしい。
次にSIMフリーWi-Fiルーター「ARIA2」の発売決定の発表があった。ARIA2では、新たにUQ回線に対応し、バッテリーの容量もアップされる。UQ回線については、UQ mobileのSIMを挿せば利用できるという。価格は11,800円を予定しており、これも秋に発売予定とのことだ。どのMVNOのSIMが使えるかは、実際に発売されないとわからないが、ドコモ系とUQの回線が利用できるモバイルルーターは国内では威力を発揮しそうだ。
3つ目の発表は、SIM発売1周年と新端末発表を記念した新料金プラン・サービス2ついて。最初に発表されたのは「新0円スタートプラン」だ。24回払いで「KIWAMI 極」契約時0円、月々の支払いが1791円から、「REI 麗」が月々1345円から、「MIYABI 雅」が月々891円からとなっている。このプランは7月1日から利用できる。
6月27日から7月31日までの間に契約したユーザーには、30日間の返金・返品保証が着くそうだ。お試しでFREETELの端末を使ってもらうことで、利用者の拡大を広げる考えだ。
そして、基本料金の299円を3年間無料にするキャンペーンも7月1日からスタートする。このキャンペーンは新規購入者・契約者だけでなく、既存ユーザーも利用できるといい、すでに1年間0円のキャンペーンを適用中のユーザーも対象となる。この場合、現在の0円期間が終了してから3年間の基本料が無料となるため、最大2020年まで基本料が割り引かれるユーザーもでてくるそうだ。
このプランのもうひとつの特徴は、music.jpのアカウントがついてくることだ。FREETELの端末、SIMではドコモ回線のdマーケットが利用できるが、music.jpのコンテンツも視聴できるようになる。
music.jpのコンテンツは無料ではないが、FREETELでは、基本料3年0円のキャンペーンのほか、1944円分のポイントバック、2か月の会費無料、毎月5本の映画無料といった特典サービスを展開するので、まずはmusic.jpの200万点以上の音楽や新作映画などのコンテンツも楽しんでほしいということだ。不要ならば解約または申し込まない選択も可能だというが、基本料が3年も割り引かれ、毎月映画の視聴枠が設定されるなら、無理に解約する必要はなさそうだ。
FREETELでは、国産端末の強みを生かし、今後は北米、南米、アジア等の海外展開を、国内は即日開通できる提携店舗(量販店などのFREETELコーナー)を拡大していくほか、MNPなしでも申し込みができる出張開通サービス、出張買取サービスなども充実させていく。
中尾真二