Googleは6日、フランスの機械学習開発スタートアップ企業Moodstocksの買収を発表した。
Google翻訳や、返信分を提案してくれるSmart replay機能など、Googleが提供する多くのサービスは、日常生活に役立てるため、機械学習を活用している。
またGoogleは、視覚認識の面で大きな進歩を遂げてきた。「パーティ」や「ビーチ」など、Googleフォトで検索すれば、手動で分類しなくても、アプリが適切な写真を提供してくれる。
とはいえ、この分野にはまだ大いに進化の余地があり、そこにMoodstocksが貢献することになる。Moodstocksは、新しい視覚認識アルゴリズムと機械学習、モバイルデバイス上での画像・物体認識技術を開発する、パリに拠点を置く技術者・研究者のチームだ。
Googleは、2011年に設立された、YouTubeやChromeの開発を行うパリの研究開発センターにMoodstocksを迎え入れる。エンジニアリングや研究の才能豊かな人材に富むフランスで、Moodstocksの研究チームとともに、Googleが機械学習を駆使した最新サービスを生み出すことが期待される。
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