※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

アプリ版はこちら

1周年の「au WALLET Market」、リアル&ネット店舗で累計会員数350万を突破

2016-08-08 16:00:10
 KDDI、沖縄セルラーが昨年8月25日からスタートした物販サービス「au WALLET Market」は開始から1周年を迎える。8日、都内で記者説明会が実施され、アイテム数の拡大など今後の取り組みが明らかにされた。

■リアル・オンラインともに利用者は順調に拡大

 説明会にはKDDIのコンシューママーケティング本部 コンシューマビジネス開発部長の村元伸弥氏が登壇。「KDDIが携帯・固定電話を中心にお客様へ提供してきた価値を広げてライフデザイン企業へと変革していくための取り組みとして、auでんきやさまざまな金融商品とともに展開してきたサービスがau WALLET Marketだった」と成り立ちを振り返る。

 au WALLET Marketではauが厳選した商品をリアルのauショップ、またはオンラインからでも購入できるのが特徴だ。特にauショップではスタッフによる丁寧な接客スタイルでの販売が、ネットショッピングを使いなれていないシニア層から好評を得て、全国の地域経済にも溶け込みながら会員数を順調に伸ばしてきているという。ショップでは対面販売の際に専用のタブレットを用いて、商品のイメージを見ながら買い物ができたり、配送日指定やポイントの利用なども手軽にできるところが好評を得ている。

 Webサイトからはモバイル端末やPCで商品が購入できる仕組みが整う。こちらは30代から50代のITリテラシーが比較的高いユーザーを中心に活用されているようで、エステやレストランのチケットをタイムセール形式で販売する試みが奏功し、女性のユーザー比率が高めであることも特徴だ。「モノだけでなく、コト体験を充実させてきたことがユーザーの拡大、他社eコマースサービスとの差別化につながっている」と村元氏は手ごたえを感じている様子だ。

 物販サービスの利用は8月2日時点で累計会員数が350万を突破。村元氏は右肩上がりで好調に伸びてきたと強調する。売り上げは2015年12月の数字を今年の7月のものに比べると約2倍に成長。ネットとリアルの利用構成比率が7対3から5対5へとバランスよく伸ばせていることが大事と村元氏は説いている。

 実際にauショップでの対応店舗数が拡大している。サービスイン当初は直営店4店舗から実験的に始めた試みだったが、すぐさま昨年9月1日に108店舗へ拡大、12月7日には全国2,500店舗へ一気に増やしてきた。店頭での接客オペレーションも徐々に馴染み、良質なアイテムを上手に顧客へ勧めるための工夫がスタッフに浸透してきたことを村元氏はアピールする。

 人気商品はウォーターサーバーや米・パン、加工食品など日常品が上位に食い込む。買い物の際にかさばって持ち運びにくいため、デリバリーサービスが利用できる点が好評を博しているようだ。オンラインの場合は、auセレクトのデジタルガジェット、インテリアなどライフスタイルグッズの購入が多く、女性にはレストランのチケットなどが多く利用されているという。

■9月末までにアイテム数を20万に増やす

 順調に伸びてきた「au WALLET Market」のサービスをさらに発展させるため、KDDIはアクセルを踏みなおす。具体的にはauショップ内に専用コーナーを設けて、売れ筋商品を中心に実物を見ながら購入できるように売り場を整える。貯まったau WALLETのポイントでも購入できる仕組みをつくる。現在6店舗で試験運用を開始しているが、来年3月までに全国1,000店舗に什器を導入する計画が立てられている。また一部のauショップでは週末に試食会イベントを実施。フード系のアイテムを中心に販促を図る。さらに電話での注文対応も年度内の開始に向けて整備を進める。

 村元氏はまた「9月末までには商品を20万点に増やしたい」と意向を述べた。内容については「こだわりの商品も揃えるが、日常使いの商品も増やしてほしいという声を多くいただいている。具体的には家庭用洗剤やベビー用品、サニタリーグッズなど」であるという。またau WALLET Marketのオリジナル商品も拡充する。具体的には「一流シェフが贈る至福の逸品」として、日本を代表する四人の料理人が、桃太郎やかぐや姫など昔話のキャラクターをモチーフにつくったオリジナルの食材アイテムをここでしか買えない特別商品として並べる。

 今後は利用者のリピート率をさらに高めていくため、オンラインショップのリニューアルも実施する。村元氏は「お客様の一部から、Webサイトが使いにくいというご意見もいただいていた。間もなくお盆過ぎの8月下旬ごろには、au WALLET Marketの使い勝手を大きく改善できるはず」とした。またデリバリーのタイムラグも短縮化を進める。そのため、KDDIが都内に構える自社物流センターで取り扱うアイテムとして、一部au WALLET Marketの売れ筋アイテムを組み込んでいく構想もある。村元氏は「一部商品でトライアル的にスタートしたい。システムが確立できたら、おそらく注文をいただいた翌日ぐらいに届けられる商品も出てくるだろう。さらに午前中のご注文から、夕方以降にお届けできるようなスピード感をau WALLET Marketでも実現していきたい」と語った。
山本 敦

News 特集

 MM総研は9日、2015年における携帯電話(フィーチャーフォンとスマートフォン)端末の国内出荷台数に関する調査結果を発表した。総出荷台数は前年比6.6%減の3,577万台。2012年から3年連続で減少が続いている。 [...]
全て見る

Cars 特集

 ファナティックは9日、宮城県大和町にドローン・マルチコプター専用練習場「ブーメラン」をオープンすることを発表した。 [...]
全て見る

Trucks 特集

 MM総研は9日、2015年における携帯電話(フィーチャーフォンとスマートフォン)端末の国内出荷台数に関する調査結果を発表した。総出荷台数は前年比6.6%減の3,577万台。2012年から3年連続で減少が続いている。 [...]
全て見る

Equipments 特集

 Amazon.co.jp(アマゾン)は4日、「Amazonお酒ストア」内の「Amazonワインストア」において、 専門家がワインを選んでくれる新サービス「Amazonソムリエ」の提供を開始した。 [...]
全て見る