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中立性に問題は?オプトアウトには対応? LINEモバイル発表会

2016-09-05 20:30:07
 LINEモバイルが10月1日から本格的にスタートする。5日に行われた記者説明会では、登壇したLINE 取締役 CSMOの舛田淳氏、LINEモバイル 代表取締役社長の嘉戸彩乃氏が質疑応答に対応した。

■支払い方法から中立性の問題まで

--- 利用料金の支払い方法は?

嘉戸氏「LINE Pay、クレジットカード(LINE Payカードを含む)に対応している」

--- 販売はネットのみ?

嘉戸氏「まずはWebサイトで取り扱う。その後、家電量販店などのリアル店舗でも取り扱っていきたい」

--- 非スマホ利用者を取り込みたいのに、なぜオンライン販売のみなのか?

嘉戸氏「このサービスは大丈夫、品質も高い、という評価を頂き、家電量販店様にもほしいという声が聞かれるようになってきた頃に、積極的に投入していきたい」



--- 申し込んでからどのくらい待たされる?MNPの場合など、即日開通も可能?

嘉戸氏「早ければ申し込みの翌日には利用者の方のお手元に届くようにしたい。MNPでは2日ほどで自動的に切り替わる。LINEモバイル カスタマーサポートへの連絡で即日切り替えも可能」

--- なぜ、このタイミングになった?

舛田氏「MVNO事業に参入すべきか、2年前から検討を重ねてきた。国内市場におけるMVNOの受け入れ状況を見ていた。この1年で格安スマホ、格安SIMといったキーワードで、多くの方が利用し始めている。こうしたサービスは、まず先行して使っていただく方がおり、そこから“使える、信頼できる、料金がリーズナブル”といった口コミが広がっていく。いま、まさにそのタイミングと判断した」

--- サポートセンターへの問い合わせ方法は?

嘉戸氏「チャネルは複数用意している。LINEメッセージ、電話、メールに対応しており、有人チャットによる対応も現在準備している」

--- ドコモ以外のキャリアのSIMは検討している?LINEモバイルの独自SIMの提供は?

嘉戸氏「他キャリア様のSIMについては鋭意検討していきたい。独自SIMについては、ドコモ様の今後の動向を見つつ検討。IIJさんと同じような考えでいる」

--- 販売目標は?

舛田氏「できるかぎり増やしていきたい」

--- LINEモバイル2.0の提供時期は?

舛田氏「MVNO事業者としても、進化のスピードを維持していきたい。利用動向、要望などを参考にして、進化したLINEモバイル2.0できるだけ速く提供したい。我々の言う“できるだけ速く”は、そんなに時間のかかるものではない」

--- 端末のラインナップは一般的なものだったが。

舛田氏「LINEモバイルはサービスプランに競争力があると考えている。低価格競争だけではなく、利用者に最適なサービス内容を提供できる。新しいMVNOの形。エントリーからヘビーユーザーまで使っていただけるよう、国内・海外スマホのニーズもヒアリングしながらまとめたラインナップ。端末メーカーと話し合いながら、順次拡張していく」

--- MVNO市場の規模は?

嘉戸氏「モバイル市場全体の5~10%がMVNOだと認識している。総務省では15%を掲げている。我々も、できるだけ貢献していきたいと考えている」

--- 通信速度の実測値は、どのくらいが目標?

嘉戸氏「帯域の使われ方などにも影響する。明確な数字は申し上げられない。使い方によらず常に快適な環境になるよう注視していく」

--- コミュニケーションアプリのデータ量は?

嘉戸氏「LINEだけで言えば、100MBの人も5GBの人もいる。人による」

--- 市場にもカウントフリーサービスは増えてきている。差別化は?

舛田氏「カウントフリーサービス“のようなもの”は増えている。サービスの実現には、コンテンツパートナーとの密接な連携が必須となる。LINEでは、LINEモバイル以外にパートナーシップを結んでいるMVNOは存在しない。我々はただ単に利用料金を安くするのではなく、利用者が本当に使いたいサービスだけにしぼって、最適価格で提供する」

--- 他社MVNOがLINEにパートナーシップを求めた場合に、応じる予定は?

舛田氏「いまのところない。細かい所の共有が必要になる。時間もかかり、技術も必要になってくる」

--- LINEさんは、通信手段としてインフラになっている。他社に解放しないとなると、中立性に問題があるのではないか?

舛田氏「LINEが使えないということではない。カウントフリーという技術を使うかどうかの問題で、中立性の観点からも問題はない」

--- 他社にもカウントフリーサービスが増えていく?

嘉戸氏「魅力的なコンテンツがあれば。例えば、J-COMさんの提供している動きは、今後も出てくるのではないか」

--- カウントフリーサービスにLINEゲームが対象にならなかった理由は?

舛田氏「何をフリーの対象にしていくか、チームの中でも議論があった。LINEモバイル1.0では、これからスマートフォンユーザーになるという人の、ニーズが最も大きいところからスタートした。その次に狭くて深い所にチャレンジしていく。したがってLINEゲームについても検討していく」

--- (個人情報の第三者提供に関して、停止を求める)オプトアウトには対応しているか?

舛田氏「LINEモバイル1.0では、カウントフリーに対応したサービスしか存在しない。契約に際しては、必ず個別に同意をしていただく。その方がLINEモバイルの利用者になれる」
近藤謙太郎

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