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ソフトバンク、月6,000円で20GBが利用できる「ギガモンスター」開始へ!高速通信で世界初の試みも

2016-09-08 17:30:07
 ソフトバンクでは、来たるべき“大トラフィック時代”に向けて、今秋から新たな取り組みを開始する。月額6,000円でデータ通信容量が20GBまで利用できる「ギガモンスター」、および高速データ通信を安定的に利用できる「5G Project」だ。

 記者説明会では、はじめにソフトバンク 専務取締役の今井康之氏が登壇。その冒頭、サンフランシスコで行われたイベントで発表されたばかりの新型iPhoneの話題に触れ「iPhone 7は防水・防塵やFeliCaに対応するなど、日本仕様になっている。待ちに待った商品」と所感を述べた。ソフトバンクでは9日(金)16時1分からiPhone 7の予約を開始し、16日(金)8時から販売を開始する。

 そのiPhone 7はもちろん、既存のソフトバンク4G端末でも恩恵が受けられるのが、この日に発表された「ギガモンスター」および「5G Project」だという。今井氏によれば、モバイルデータ通信量はこの10年間で2300倍に膨れ上がっており、今後ますます拡大する見込み。ソフトバンクでは、スマホ利用者の93%が5GB以下のプランを契約している。ユーザーの利用動向については「かなりのストレスを受けておられる」「外出先では動画を見ない方もいる」「常にWi-Fiスポットを探している」「通信速度制限に不安を感じ、ビクビクしながら使っている」との見方を示した。

 そこでソフトバンクが提供するのが、月額6,000円(税別、以下同)で20GBまで使えるギガモンスター。既存プランの5GBプランは月額5,000円なので、そこに1,000円を追加するだけでこの大容量のデータプランが利用可能になる。今井氏は「従来、20GBを使おうとすれば16,000円かかっていた。他社との比較でも圧倒的な安さ。データプランの新たなスタンダードになる」とアピールした。同プランは9月13日より順次受付を開始する。なおiPhone 7の購入者には9月9日から受け付けるという。

■5G Projectの第一弾

 ギガモンスターのデータプランが実現できた理由について、今井氏は「大トラフィック時代の到来を予測して、技術陣が技術革新に挑戦したため」と説明。今井氏に紹介される形で、ソフトバンク 技術統括の北原秀文氏が登壇、5G Projectの詳細説明を行った。北原氏は、2020年に向けたネットワーク強化のポイントとして「大容量」「同時接続」「高速通信」「低遅延」を挙げる。今回の取り組みは「大容量」で、5G Projectの第一弾に位置付けられている。

 ここでいう「大容量」とは、ひとつの基地局が扱えるデータ容量の大きさを意味している。「ソフトバンクではこれまで基地局を打ってきたが、都心部では過密状態になっている。山手線内では、10m間隔で打っているところもある。これ以上打つ場所がなく、打てば干渉が増える恐れがある」と現状を説明。この事態を解決するのが、ソフトバンクが世界で初めて商用化に成功した「Massive MIMO」という技術だという。

 Massive MIMOでは最大128本の物理的なアンテナを使用できる。通常、FD-LTEの基地局では2本、TD-LTEでは4~8本のアンテナを使用しており、これと比較すればその多さが理解できる。このMassive MIMOにより1基地局でさばけるデータ容量は最大10倍まで増やせるという。

 これに加え、ビームフォーミングといった技術も応用している。北原氏は「従来はひとつの道路を多くのユーザーでシェアしていたが、Massive MIMOではひとり一人に専用の道路を用意できる。専用の電波を割り当てられるので、混雑時でも安定的に高速通信できる」と説明する。実効速度調査の結果、平均で従来比約7倍もの高速通信が実現できたとのことだ。

 Massive MIMOによる高速通信の提供は、iPhone 7の発売日である16日から。全国43都市100局から一斉にサービスインする。既述の通り、既存のソフトバンク4G端末でも速さを実感できるとのことだ。
近藤謙太郎

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