iPhoneの純正キーボードは、縦向き、横向きのタイピングに対応しているが、現状これ以上のカスタマイズはできない。iPhone 6シリーズ以降、ディスプレイの大型化が進み、片手でのタイピングがしづらいと感じてるユーザーは多いかもしれないが、どうやらAppleは何も考えていないわけではないようだ。
アイルランドのゲーム・アプリクリエイターで、Twitterコードネーム Steve T-S氏によれば、Appleは非公式ながらも、iOS 8以降の基本ソフトに、片手タイピング用のキーボードを仕込んでいるという。
同氏は、実際にエミュレーターを使用した映像をTwitter上で公開しているが、この機能は利き腕別で利用でき、純正キーボードを、右スワイプまたは左スワイプすると出現する。コピー、カット、ペーストなどの文字入力に欠かせない機能が追加できるほか、キーボードが左右に寄るので、文字が押しやすくなりそうだ。
現時点では使えない機能だが、むしろどうしてAppleがこの機能を有効にしないのか、逆に気になりさえする。今後、この機能が日の目を見ることがあるのかはわからないが、ぜひ期待したいものだ。
Tsujimura