中国メーカーXiaomiは現地時間8日、同社クラウドファンディングを通じて、空気清浄機能付きのエアマスクを発表した。

　現在、中国とインドは深刻な大気汚染に苦しんでおり、人々は汚染された空気が体内に取り込まれることを防ぐために、マスクをして外出するものの、一部の微細な汚染物質はそれらを通過してしまうため、意味をなさない。結果、多くのメーカーは、薬用マスクや、缶状で重厚なボンベを発売することまではじめている。

　そうした状況において、今回Xiaomiが同社クラウドファンディングで発表したエアマスクは、一味違う。布製で約50.5グラムと軽く、持ち運びに優れ、かつ向かって本体左側に配置されたフィルターが、PM2.5をはじめとした微細な汚染物質を排除し、中ではタービンが回転して、マスク内部に新鮮な空気を充填する。この構造は、言うなれば空気の濾過で、有害物質の99％を排除することが可能だという。隙間から汚染物質が入りそうな感じがするが、エアマスクの素材にはポリエステル繊維が含まれるため、フィット製に優れ、ユーザーの鼻から下顎まですべてを覆うため、その心配は無用となっている。

　このエアマスクは中国市場向けで、今後インドでも展開予定。すでに目標金額を大幅にクリア（約1,350%）しており、価格は約1,200元（約18,000円）となっている。