ニュースフィードやタイムラインに、ときどき1年前の日付の自分の投稿が表示され「思い出をシェアしませんか」というようなメッセージが表示されることがある。画面のレコメンドに従って過去投稿をシェアしたことがある人もいるだろう。今回はこの機能について紹介する。
1年前は何をしていただろうか。通常であれば、あまりそんなことは考えないかもしれないが、Facebookの「過去のこの日」を利用すれば、約1年前の自分の投稿をチェックすることができる。それを再びシェアすれば、友だちと思い出話で盛り上がることもできる。この1年で変わった自分や生活を楽しんでもいいし、変わらない自分を再確認してもいいだろう。
過去投稿を改めてシェアしたいなら、Facebookアプリの画面下の「その他」メニューを表示させ、「過去のこの日」をタップする。PCのブラウザからの場合は、左側メニューリストから「過去のこの日」を選べばよい。特定の日にちを指定して過去の投稿を検索することはできないが、設定メニューの「アクティビティログ」の画面から、年を指定して、スクロールしながら調べたい日付までさかのぼることはできる。
メニューから「過去のこの日」を選ぶと、今日と同じ日付の1年前の投稿(+数日さかのぼった投稿)がタイムラインのように表示される。そこからシェアしたい投稿を選び「シェアする」をタップする。スマートフォンやタブレットのFacebookアプリの場合、すぐに公開するか、コメントをつけたり範囲を指定した公開などを行うか(「投稿する」)、Messengerアプリで特定の友達に送信するか、リンクをコピーするかを選ぶことができる。
「今すぐシェア」を選択すると、1年前の投稿と同じ内容がそのまま、すぐに公開されるが、1年前の投稿であることがわかるように「〇〇さんが過去の思い出をシェアしました。」というメッセージと過去アルバムであるアイコンが表示される。
「投稿する」を選ぶと公開前に改めてコメントをつけたり、公開範囲を設定したり、通常の投稿と同じような操作が可能になる。最終的に公開される投稿は、「今すぐシェア」と同様なフォーマットで過去記事の再投稿であることがわかるようになる。
公開範囲は、投稿前のコメント入力フォーム画面で「タイムライン」直下の「タップして変更」のメニューをポップアップさせる。「タイムライン」は普通の投稿と同じ扱いで投稿される。「友達のタイムライン」を選択すると、友達リストが表示されるので投稿を共有したい友達を指定して投稿ができる。いっしょに旅行に行った友達などを選んで過去の投稿をシェアしたいときに使うとよい機能だ。特定グループで共有させることもできる。
Facebookをプライべ―トと仕事仲間と同じが友達に含まれているとき(通常そうなるはずだが)、仕事関係のグループや友人に誤って友達との旅行や親戚に向けた家族写真の投稿を送ってしまわないように公開範囲を利用する。
特定の日付や期間の投稿をシェアしたくない場合、日付を指定したフィルタリング設定も可能だ。「過去のこの日」ページの右上の設定アイコン(歯車マーク)をタップし、「設定」を選ぶ。日付の範囲指定が可能になる。特定のアカウントだけ過去投稿のシェアを表示させたくなければ「ブラックリスト」を利用すればよい。
中尾真二