JR東海は25日、新幹線社内等での無料Wi-Fiサービスの拡大について発表をおこなった。2018年の夏頃を目処に、同社の新幹線「N700A」タイプについて、無料のWi-Fiを導入する予定。
同社では、エクスプレス予約及びスマートEXの展開による新幹線のネット予約の拡充に加え、スマートフォン等を介しての運行情報提供などに取り組んでいる。今回の発表はこうした取組みの一環。国内だけでなく、訪日外国人も含めて、スマートフォン等でネット予約や運行情報・観光情報等の取得ができるように、無料Wi-Fi サービスの拡大を進めていくとのこと。
現在も、事前に事業者との契約が必要なWi-Fiサービスは車内で提供されているが、今回導入されるものは事前契約なしで利用できる。
導入が予定されているのは、同社保有の「N 700A」タイプ全車両。今後投入予定分も含めると、131編成2096両で、2018年夏から順次サービスを開始し、2019年度冬に全車両の整備が完了する予定となっている。
そのほかJR東海では、名古屋~富山を走る「特急ひだ」の車内においても同様の無料Wi-Fiサービスの導入を検討。こちらは2018年夏頃~2018年度末にかけて整備予定。
白石 雄太