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「睡眠」の重要性に世界が注目!スリープテックがアツい:デジージョ レポート

2018-01-30 15:00:03
 2018年1月9日から12日まで、ラスベガスで開催された国際家電市「CES 2018」。

 そんなCES 2018で、すずまり的に見つけた気になる製品を「健康管理デバイス」「女性の体と性にフォーカスしたデバイス」「睡眠改善デバイス」の3つのジャンルにわけてご紹介します。



今年から睡眠に関する製品を集めた「Sleep Tech」ゾーンができました

 2回目は「睡眠改善デバイス」です。実はCESでは今年から「Sleep Tech」ゾーンができました。眠れない、寝た気がしないなどの睡眠の悩みを解消しようと、マットレス、枕、ベッドサイドライト、ウェアラブルヘッドセット、スリープトラッカーなど、さまざまな製品が集まっていました。世界が「睡眠」の重要性に注目しているようですよ!

■ Nokia 「Nokia Sleep」

スマートホーム連携機能も持ったスリープトラッカーが登場です

 睡眠サイクル分析(深い、浅い、レム)、中断回数、REM、心拍数の追跡、いびき検出ができるスリープトラッカーです。マットレスの下に敷いて利用します。Wi-Fi経由でHealth Mateアプリと同期して自分の睡眠を可視化し、アドバイスやコーチングをおこないます。

 NokiaはこのCES 2018で、自社のHealth MateアプリとAmazon のクラウド型音声サービス「Alexa」とのスキル連携を発表。またIFTTT統合機能により、ベッドに入ったら電気を消す、出たら電気を付ける、起きたらサーモスタットの温度を上げるといったスマートホーム管理も可能になるといいます。

 2018年2月に99.95ドル(約1万3,300円)で発売予定です。日本でも1月9日にリリースが発表されましたが、日本での発売日・価格は後日発表予定となっています。

 昨年末開催したデジージョの座談会で、睡眠トラッキングとスマートホームの連携について触れましたが、それが実現するデバイスが登場したというわけですね。

■Philips 「SmartSleep」

深い睡眠時間を最大限に活用するそう。多忙な現代人の睡眠の救世主になるでしょうか

 ヘッドバンド型のウェアラブル睡眠改善デバイスで、臨床的に実証されているとして、1月9日(現地時間)に発表された製品です。

 装着して眠ると、深い眠りに入ると生じる特有の脳波を検知。サウンドトーンを発し、深い睡眠時間を最大限に活用する(睡眠の質を向上させる)のだそうです。それにより、エネルギーを増やす、注意力を高める、睡眠の質を改善するという効果が期待できるそうで、日頃から7時間以上眠れない人などをターゲットにしている模様。

 心地よい入眠や起床をサポートする製品はよく見かけますが、こちらは熟睡中の脳にフォーカスしている点が他と違います。多忙でガッツリ寝る時間がなくても、翌日の昼間のパフォーマンスに影響を与えにくくなるのだとしたら嬉しいですね。今すぐに欲しい製品です。

■ Dreem 「DREEM」

サウンドと呼吸でスムーズな入眠をサポートします

 こちらもヘッドバンド型のウェアラブル睡眠改善デバイスです。コンセプトとしてはPhilipsと同じかもしれませんが、こちらはスムーズな入眠もサポートしているのが特徴です。

 脳波、心拍数、呼吸、体動など睡眠をモニタリングしながら、脳波にあわせた音を骨伝導技術によって額から伝え、「4-7-8」呼吸技術により、リラックスさせて眠りやすくするそうです。睡眠中は脳の神経に働きかけるとも。目覚まし機能もあり、アプリが幅広いレポートと個人的なアドバイスをおこなうとしています。

 価格は$499。2017年6月から販売されており、EU、英国、米国、カナダで購入できるそうです。

■ Emfit「NGmatt 2.0」

自分の体型にあったマットレスになる?

 最大16の空気袋の圧力を自動的に調整し、寝姿勢における背骨のゆがみをアプリで矯正できるコネクティッドなマットレスです。心拍変動や睡眠のトラッキング機能もあるそうです。二人で眠ってもOKだそう。米国、ヨーロッパ、メキシコ、ドバイ、中国、オーストラリアで発売中で、価格はヨーロッパでは3000ユーロ、米国では$5000とのこと。

 体にあわない寝具はコリや痛みの原因になりますが、これはマットレスのほうが人にあわせてくれるようです。

マットレスを頻繁に買い換えなくてすみそうです

■Somnox 「Somnox sleep robot」

空豆のような抱き枕ロボットです

 2015年に創業したオランダのスタートアップSomnoxによる、抱いて寝るだけのスリープロボットです。抱えると人間のように呼吸しはじめ、その呼吸とユーザーの呼吸のタイミングが一致するとリラックスでき、気持ちよく眠れるのだそうです。オーディオ機能や起床アラーム機能も備えます。現在はINDIEGOGOでプリオーダーできます。

なかなか眠れなくて困っている方向けの製品です

 呼吸と瞑想を扱った睡眠アプリがありますが、呼吸に意識を集中すると余計なことを考えなくなりますし、ゆったりした呼吸を繰り返すとリラックスしやすくなるので、結果的に眠りやすくなります。本品ならスマートフォンの画面を見なくてもすむので、ブルーライトの影響を受けることもなさそう。抱き枕としての安心感もあいまって、意外と効果がありそうな気がしています。
すずまり

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