6月4日週に発売・発表された注目情報をまとめてお届けする。
キャリアの動き
■ドコモ・ソフトバンクに総務省から行政指導
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban03_02000482.html
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban03_02000485.html
総務省は、NTTドコモに対して、適正な広告表示を確保するため、必要な措置を講ずるよう指導したことを発表。NTTドコモのウェブサイト上の「ドコモ光セット割」に関する表記の一部において、「ドコモ光セット割」の提供条件(移動通信役務に関する料金からの割引であること)と整合しない不適切な情報提供をおこなうものがあったことが認められたという。
また、ソフトバンクに対しては、端末価格の割引等に関する販売店への対応の適正化を図るため、必要な措置を取るよう指導した。こちらは、ソフトバンク社から販売店に対し、書面により、端末の販売価格の割引等の具体的な金額を提案していたことが認められたとのこと。販売店に対して同社が定めた端末の販売価格の割引等の額を実質的に指示するものであり、販売店における端末の販売価格を事実上拘束することで不当に同社に有利な金額に設定させようとするもので、電気通信の健全な発達に支障を生じさせかねないものと判断された。
新サービス・注目トピックス
■ARでバーチャル平安京を体験できるアプリ
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1067
立命館大学の矢野桂司・文学部教授は、AR技術を用いて平安京の景観を現在によみがえらせるスマートフォンアプリ「バーチャル平安京AR」(Android版)を株式会社キャドセンターと共同で開発し、6月4日よりGoogle Playにてサービスを開始した。同アプリを起動し実際の風景にスマートフォンをかざすと、天皇在所の大内裏内(南北約1.4km×東西約1.2km)の施設をAR表示で体験できるほか、朱雀門から羅城門までの南北約4kmにわたる朱雀大路上の8箇所の地点とJR京都駅前の1/10スケールの羅城門模型に設置されたARマーカーにより、その場の360度VR表示で平安京の眺めを体験することができる。
■メルカリ、バーコードの読み取りで出品可能に
https://jp-news.mercari.com/2018/06/07/barcode/
メルカリは、バーコードを読み取るだけで本・CD・DVD/Blu-ray・ゲームが出品できる機能をリリースした。まずiOS版からの先行リリースとなり、Android版は順次アップデートされるとのこと。出品したい商品のバーコードを読み取ると、タイトル、著者/アーティスト名、発売日、定価などの情報を自動で入力。過去の取引傾向から売れやすい価格も自動提案してくれるという。
■九州電力、オリジナル音声AIを活用したIoTサービス「QUUN」を開始
http://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0140/0053/kty488a0.pdf
九州電力は、オリジナル音声AIを活用したIoTサービス「QUUN(キューン)」を7月に開始する。独自に構築した音声AIエンジンを用いて、人気声優の声でニュース や天気を提供するボイスサービスのほか、話しかけるだけで家電を操作したり、自宅を守 ってくれる機能などのサービスを提供していく。
■ぐるなび、Googleアシスタントでの予約に対応
https://www.gnavi.co.jp/
ぐるなびは、Googleアシスタントでの購入・注文・予約を可能にするActions on Googleの日本語環境で利用できるトランザクションAPI機能を活用し、国内飲食店検索サイトでは初となる音声検索で飲食店の予約まで完了するサービスをスタートした。
注目ガジェット
■楽天kobo、新電子書籍リーダー「Kobo Clara HD」を発売
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2018/0530_01.html
楽天グループのRakuten Koboは、約8GB容量と6インチのCarta E Ink HDタッチスクリーンを採用した電子書籍リーダー「Kobo Clara HD(コボ クララ エイチディー)」を発表した。価格は14,904円。
■BlackBerryの最新モデル「BlackBerry Key2発表
https://blackberrymobile.com/product/blackberry-key2/
BlackBerryのライセンスをもつTCL Communicationは、新Androidスマートフォン「BlackBerry Key2」を発表した。同ブランドの代名詞である物理キーボードは健在で、デュアルカメラを搭載している。
■モトローラ、新Androidスマホ3機種を発表
https://www.motorola.co.jp/home
モトローラ・モビリティ・ジャパンは、SIMフリースマートフォンの新機種として、「moto e5」「moto g6」「moto g6 plus」を発売した。公式オンラインストア、家電量販店、MVNOなどからも販売される。
■コヴィア、DSDS対応のAndroid 8.0スマホ「FLEAZ BEAT」を発売
http://www.fleaz-mobile.com/
コヴィアは、Android 8.0搭載のデュアルSIM デュアルスタンバイ(DSDS)対応SIMフリースマートフォン「FLEAZ BEAT」を6月8日に発売した。カラーは「ブラック」と「インディゴ」の2色を用意、NTTレゾナント運営の「gooSimseller」では、「OCNモバイル ONE」とセットで本体価格6,800円で提供する。
■アンカー、任天堂公式ライセンス取得、Nintendo Switchの充電に最適化されたモバイルバッテリー2種を発売
https://www.amazon.co.jp/dp/B07BF9Q2RG
アンカー・ジャパンは、任天堂が販売するゲーム機「Nintendo Switch」に対応したモバイルバッテリー「Anker PowerCore 13400 Nintendo Switch Edition」および「Anker PowerCore 20100 Nintendo Switch Edition」を発売した。Nintendo Switchの充電が可能なモバイルバッテリーとして、任天堂公式ライセンスを取得した製品となる。
RBB TODAY